Q.先祖からの戒名のランクを落としても構いませんか


A.戒名のランクに関しては、檀家と言う立場からすると、家柄を表す尺度として使われることがありますので、地方に行けば今でも自分の家は院居士の家系だから…と自慢するお年寄りの方がおられますし、何よりも墓石や位牌にに半永久的に刻まれてしまいますので、少々無理してでもなるべく良いランクの戒名を欲しがるという事情があります。

また、縁談がある時には「聞き合わせ」と言いまして、相手方の家の近所を廻って、相手方の家がどんな家柄なのかを聞いていたものですが、お墓にも行って家柄を確認したというような風習も影響していると思います。

そういう意味では先祖代々、戒名のランクを落とさずに頑張り続けたということが大変な誇りであり、戒名のランクを落とすということは、家柄に泥を塗るような行為だと思われかねません。

しかし、元々は人から見た印象を良くするだけのことであり、何と思われても気にしないというのが、仏法に照らし合わせた考え方だと思えば、そもそもこだわる必要は無いのです。

例えばお金が無いのに無理をする必要はありませんし、更にはわざと落とす必要も無いとは思いますが、一度落とした戒名であっても、お金が出来た時にまた上げるということも可能な訳ですから、そんなに深く悩む必要は無いと思います。


位牌、戒名についての質疑応答エンター


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