第三の眼とは

忿怒尊のイラスト

第三の眼とは私達の顔に付いている物を見るための二つの眼の他に、特殊な能力を持ったもう一つの眼のこと。

第三の眼の特徴

第三の眼は神仏の二つの眼の上の眉間の所に付いていて、向きとしては縦に配置されていることが多いです。

悟りを得た者の特徴であるとされる第三の眼は元々私達の身体に備わっていたとも言われていて、神々と交流するための眼であり、真実を見極めるための眼でもあるのです。

白毫と第三の眼

毘盧遮那如来のイラスト

釈迦如来毘盧遮那如来などの仏像の眉間の所には白毫(びゃくごう)があって仏像ではイボのような盛り上がりがあるのですが、白毫とは白くて長い毛が巻かれたものであり、伸ばせば1丈5尺(約4.5m)あると言われ、如来の三十二相の中に含まれている特徴です。

この白毫は第三の眼の象徴であり、真実を悟った者だけが得られる眼なのです。

第三の眼とチャクラ

経絡

私達の体の中には宇宙に偏在しているエネルギーが出入りするための器官として機能して体の中に7つあって下から順に

  • 第1のチャクラ…会陰部…ムーラーダーラ・チャクラ(mūlādhāra-cakra)
  • 第2のチャクラ…陰部…スワーディシュターナ・チャクラ(svādhişţhāna-cakra)
  • 第3のチャクラ…腹部…マニプーラ・チャクラ(maņipūra-cakra)
  • 第4のチャクラ…胸部…アナーハタ・チャクラ(anāhata-cakra)
  • 第5のチャクラ…喉…ヴィシュッダ・チャクラ(viśuddha-cakra)
  • 第6のチャクラ…眉間…アージュニャー・チャクラ(ājñā-cakra)
  • 第7のチャクラ…頭頂部…サハスラーラ(sahasrāra)

と呼ばれ、第6のチャクラとして眉間部にあるアージュニャー・チャクラが第三の眼に該当するのです。

第三の眼を開くには

人間に元々備わっていたとされる第三の眼は使われる機会が少なくなって退化した機能ですが、如来の修行をしていくうちに自然と備わる機能でする

第三の眼を開くには如来になるための悟りを開く修行をすれば良いのですが、ヨガの修行でもチャクラを活性化させるという修行法があります。

一般的な瞑想でも眉間の所に意識を集中するのは第三の眼がある所だからです。

瞑想でも第三の眼の場所である眉間に集中することにより、深い瞑想に入ることが出来ますので、第三の眼が開くというレベルではなくても意識することによって活性化させれば真実を見極める力が付いてくるものです。

身体にしても使うだけでメンテナンスしなければ機能が低下していきますが、意識してメンテナンスすることによって最大限の機能を発揮することが出来るのです。