Q.1周忌と3回忌の法事を一緒にしたい


A.これは様々な考え方がありますし、寺院によっても考え方が違いますが、昔から3回忌までは他の人と一緒に法事をしないという考え方があり、これは亡くなってから3回忌までは供養が連続していて、その亡くなった方のためだけの供養という性格が強いからです。

最も丁寧と言う意味では、自分の負担を楽にするという手抜きはするべきではありません、面倒なこともまた供養なのです。

しかし、法事をする立場からすると、1年の間に2回も法事をすることは、大変な負担にもなる訳ですし、集まる側からしても、これまた負担になる訳です。こういった場合には、2つの法事を同時に行うことは、世の中の流れからして葬儀の簡略化は進んでいますので、仕方のないものと思われます。

しかし、こういった場合はあくまでも例外的な特殊なケースだと思ってください。例えばおじいちゃんとおばあちゃんが1年違いで亡くなったとして、2人の法事を一緒にしても、それほど仲が良かったのだということで、皆が納得できるのではないかと思います。

たとえばお爺さんであるAさんが亡くなって1周忌の法事までしたところでお婆さんのBさんが後を追うように亡くなったとして、それからはお婆さんの初七日~四十九日~一周忌と続く訳ですから、Aさんの三回忌とBさんの一周忌は別にするのが正しい方法で、大変ではありますがAさんの三回忌、そして翌年のBさんの3回忌が済んでからはAさんとBさんの7回忌、13回忌…は一緒にしても良いと思います。

理屈としてではなくて、例えば経済的な理由や健康上の理由などの具体的な理由でAさんの三回忌とBさんの一周忌を一緒にしたいと言うのはある意味仕方の無いことだと思います。

御布施にしても二人分の法事を頼んだ場合に、通常の法事の御布施の2回分という所もありますし、二体目以降は割り引いてくれる寺院もあります。

僧侶の労力としては例えば二人分の法事の場合には二座分仕切り直して拝むという事はせずに、一回の読経で何体分も拝む訳ですから、割り引いて差し上げるのが人情ではないかと思います。

しかしお寺さんの考えや事情はそれぞれ違いますから、絶対的な事は言えません、決まりであるから変えられないと言われればそれに従うのみです。

ここに書いてあることは参考程度にして下さい、最終的には檀家寺の住職にご相談下さい。

亡くなった人の法事が何回忌になるのかは年忌法要早見表で確認してください。


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