目次
四十九日とは
四十九日とは人が亡くなった命日から四十九日目に行う法要のことで、四十九日かけて三途の川を渡るとされ、この世の岸である此岸からあの世の岸である彼岸に渡り切って先祖の仲間入りをしたということで先祖のお墓に納骨します。
三途の川について
三途の川とは死者の魂がこの世を離れてあの世に向かう途中に流れていると言われる大きな川のことで、生前の行いに応じて三本の道があるとされ、
- 善人…金銀七宝で作られた橋を渡る
- 軽い罪人…山水瀬と呼ばれる浅瀬を渡る
- 重罪人…強深瀬あるいは江深淵と呼ばれる難所を渡る
とされています。
四十九日の法要の仕方
四十九日のことを「中陰」とも言いますので、四十九日の法要のことを満中陰の法要とも言います。
四十九日の法要は人が亡くなった命日から四十九日目に行う法要のことで、三回忌や七回忌の法要などの一般的な法要と同じように行いますが、まだ遺骨が納骨されていないので、一般的な法要と違うところがあります。
本位牌の準備
人が亡くなってから四十九日までは「仮位牌」と呼ばれる白木の位牌が使われますが、仮位牌は人が亡くなってから初めて作る急ごしらえの位牌ですから、四十九日までには「本位牌」とよばれる正式な塗りの位牌を作っておく必要があります。
本位牌は四十九日の法要の時には白木の位牌の横か前に安置して、四十九日の法要の時に僧侶の方に開眼供養してもらいます。
法事を予約する時には本位牌の開眼供養の旨も伝えておきましょう。
白木の位牌は法事の後でお寺に参って供養をお願いするか、葬儀社に引き取ってもらうか、お焚き上げを利用しましょう。
遺骨は祭壇にお祀りする
四十九日の法要が一般的な法要と決定的に違う所は、骨壺に納められた遺骨が祭壇の上に安置されていることです。
荼毘に付されてから骨壺に入れて持ち帰った遺骨は、四十九日の法要までは「後飾り」と呼ばれる専用の祭壇に白木の位牌や遺影と共に祀られることになります。
納骨の仕方
既にお墓がある方で、納骨する場合には、四十九日の法要の後で納骨します。
納骨の時にはお墓を施工してくれた石材店にお墓の蓋を開けてもらい、墓前での読経供養の後で納骨してもらいます。
石材店には2万円程度のお礼を包んでお渡しします。
寺院に連絡
四十九日に納骨する場合には、僧侶の方にお墓にまで同行してもらうように事前に頼んでおく必要があります。
お墓や会食の会場が遠い場合にはマイクロバスやタクシーの手配が必要です。
会食を予定している場合には、僧侶の方にもご案内しておきます。
石材店に連絡
石材店には墓石を予め開けてもらうことと、パラソル、僧侶の読経時のテーブル等の準備、納骨が済んだら蓋を閉めてもらうことなどを頼んでおきましょう。
法要~納骨の流れ
- 開式
- 僧侶の読経供(1時間程度)
- 廻し焼香
- 本位牌の開眼供養(10分程度)
- 法話
- 喪主挨拶
- 遺骨と塔婆を持ってお墓に行く
- 僧侶による墓前読経
- 納骨
- 焼香
- 会食
- 喪主お礼の言葉
- 解散
四十九日と三十五日を調べてみよう
四十九日は命日が月曜日だとしたら、亡くなった日の前の日曜日から数えて7番目の日曜日が四十九日になりますので、カレンダーを見たら分かるのですが、間違ってしまうと恥ずかしいので、チェックしてみて下さい。
もう少し下に表があります。
三月越しとは
四十九日の予定日が亡くなった日から数えて3か月にまたがる場合には「三月越し」(みつきごし)と言って「三」の次の「四」(し)に掛かるという縁起を担いで三十五日で法要を行うことがあります。
また三か月にわたることを「身に付く」という語呂合わせから来ているとも言われています。
昔から「死」(し)を忌み嫌い、連続することを恐れた感情からきたもので、特別な根拠のないことですから気にすることはありませんが、「友引」の日に葬儀を行わないなどと同じで特別に気にする人が居るような場合には敢えてしない方が良いと思います。
都会では気にする人は居ませんが、特に地方ではこの習慣を守っている所があります。
しかしながら三十五日でも三月越しになることがありますが、こういう場合には最初の月命日の日に行うのが妥当です。
四十九日がお正月にかかる場合
お正月の松の内までは年が改まりお目出度い行事ですから、弔事や法事は行いませんので、年内に切り上げて行うか、松の内が済んでから行うようにします。
三十五日と四十九日を使い分ければお正月の松の内を避けることが出来ます。
2022年度四十九日、三十五日早見表最新版
2022年度に亡くなった方の四十九日と三十五日の早見表です。
各寺院によって四十九日や三十五日の考え方は違い、全国共通の考え方はありません。
実際問題として寺院側のスケジュールの都合などで寺院の都合に合わせないといけないこともあります。
2022年12月に亡くなった方の四十九日と三十五日
12月に亡くなった方の場合には強引に年内に納骨を済ませててしまうこともありますが、可能な限り松の内が過ぎてお正月のムードが済んでからにしましょう。
☆マークは三月越しです、三十五日で納骨することがあります。
★マークは35日でも三月越しになり、月命日で納骨することがあります。
命日 | 四十九日 | 三十五日 |
12月1日(木) | 2023年1月18日(水) | 2023年1月4日(水) |
12月2日(金) | 2023年1月19日(木) | 2023年1月5日(木) |
12月3日(土) | 2023年1月20日(金) | 2023年1月6日(金) |
12月4日(日) | 2023年1月21日(土) | 2023年1月7日(土) |
12月5日(月) | 2023年1月22日(日) | 2023年1月8日(日) |
12月6日(火) | 2023年1月23日(月) | 2023年1月9日(月) |
12月7日(水) | 2023年1月24日(火) | 2023年1月10日(火) |
12月8日(木) | 2023年1月25日(水) | 2023年1月11日(水) |
12月9日(金) | 2023年1月26日(木) | 2023年1月12日(木) |
12月10日(土) | 2023年1月27日(金) | 2023年1月13日(金) |
12月11日(日) | 2023年1月28日(土) | 2023年1月14日(土) |
12月12日(月) | 2023年1月29日(日) | 2023年1月15日(日) |
12月13日(火) | 2023年1月30日(月) | 2023年1月16日(月) |
12月14日(水) | 2023年1月31日(火) | 2023年1月17日(火) |
☆12月15日(木) | 2023年2月1日(水) | 2023年1月18日(水) |
☆12月16日(金) | 2023年2月2日(木) | 2023年1月19日(木) |
☆12月17日(土) | 2023年2月3日(金) | 2023年1月20日(金) |
☆12月18日(日) | 2023年2月4日(土) | 2023年1月21日(土) |
☆12月19日(月) | 2023年2月5日(日) | 2023年1月22日(日) |
☆12月20日(火) | 2023年2月6日(月) | 2023年1月23日(月) |
☆12月21日(水) | 2023年2月7日(火) | 2023年1月24日(火) |
☆12月22日(木) | 2023年2月8日(水) | 2023年1月25日(水) |
☆12月23日(金) | 2023年2月9日(木) | 2023年1月26日(木) |
☆12月24日(土) | 2023年2月10日(金) | 2023年1月27日(金) |
☆12月25日(日) | 2023年2月11日(土) | 2023年1月28日(土) |
☆12月26日(月) | 2023年2月12日(日) | 2023年1月29日(日) |
☆12月27日(火) | 2023年2月13日(月) | 2023年1月30日(月) |
☆12月28日(水) | 2023年2月14日(火) | 2023年1月31日(火) |
★12月29日(木) | 2023年2月15日(水) | 2023年2月1日(水) |
★12月30日(金) | 2023年2月16日(木) | 2023年2月2日(木) |
★12月31日(土) | 2023年2月17日(金) | 2023年2月3日(金) |
2022年度四十九日、三十五日早見表最新版
2023年度に亡くなった方の四十九日と三十五日の早見表です。
各寺院によって四十九日や三十五日の考え方は違い、全国共通の考え方はありません。
実際問題として寺院側のスケジュールの都合などで寺院の都合に合わせないといけないこともあります。
2023年1月に亡くなった方の四十九日と三十五日
1月に亡くなった方の場合には三が日は斎場は休みになります。2月が短いので三月越しになることが多くなります。
☆マークは三月越しです、三十五日で納骨することがあります。
★マークは35日でも三月越しになり、月命日で納骨することがあります。
命日 | 四十九日 | 三十五日 |
1月1日(日) | 2023年2月18日(土) | 2023年2月4日(土) |
1月2日(月) | 2023年2月19日(日) | 2023年2月5日(日) |
1月3日(火) | 2023年2月20日(月) | 2023年2月6日(月) |
1月4日(水) | 2023年2月21日(火) | 2023年2月7日(火) |
1月5日(木) | 2023年2月22日(水) | 2023年2月8日(水) |
1月6日(金) | 2023年2月23日(木) | 2023年2月9日(木) |
1月7日(土) | 2023年2月24日(金) | 2023年2月10日(金) |
1月8日(日) | 2023年2月25日(土) | 2023年2月11日(土) |
1月9日(月) | 2023年2月26日(日) | 2023年2月12日(日) |
1月10日(火) | 2023年2月27日(月) | 2023年2月13日(月) |
1月11日(水) | 2023年2月28日(火) | 2023年2月14日(火) |
☆1月12日(木) | 2023年3月1日(水) | 2023年2月15日(水) |
☆1月13日(金) | 2023年3月2日(木) | 2023年2月16日(木) |
☆1月14日(土) | 2023年3月3日(金) | 2023年2月17日(金) |
☆1月15日(日) | 2023年3月4日(土) | 2023年2月18日(土) |
☆1月16日(月) | 2023年3月5日(日) | 2023年2月19日(日) |
☆1月17日(火) | 2023年3月6日(月) | 2023年2月20日(月) |
☆1月18日(水) | 2023年3月7日(火) | 2023年2月21日(火) |
☆1月19日(木) | 2023年3月8日(水) | 2023年2月22日(水) |
☆1月20日(金) | 2023年3月9日(木) | 2023年2月23日(木) |
☆1月21日(土) | 2023年3月10日(金) | 2023年2月24日(金) |
☆1月22日(日) | 2023年3月11日(土) | 2023年2月25日(土) |
☆1月23日(月) | 2023年3月12日(日) | 2023年2月26日(日) |
☆1月24日(火) | 2023年3月13日(月) | 2023年2月27日(月) |
☆1月25日(水) | 2023年3月14日(火) | 2023年2月28日(火) |
★1月26日(木) | 2023年3月15日(水) | 2023年3月1日(水) |
★1月27日(金) | 2023年3月16日(木) | 2023年3月2日(木) |
★1月28日(土) | 2023年3月17日(金) | 2023年3月3日(金) |
★1月29日(日) | 2023年3月18日(土) | 2023年3月4日(土) |
★1月30日(月) | 2023年3月19日(日) | 2023年3月5日(日) |
★1月31日(火) | 2023年3月20日(月) | 2023年3月6日(月) |
2023年2月に亡くなった方の四十九日と三十五日
2月は節分で季節の変わり目、昔から無くなる人が多い月だと言われます。2月が短いので三月越しになることが多くなります。
☆マークは三月越しです、三十五日で納骨することがあります。
★マークは35日でも三月越しになり、月命日で納骨することがあります。
命日 | 四十九日 | 三十五日 |
2月1日(水) | 2023年3月21日(火) | 2023年3月7日(火) |
2月2日(木) | 2023年3月22日(水) | 2023年2月8日(水) |
2月3日(金) | 2023年3月23日(木) | 2023年3月9日(木) |
2月4日(土) | 2023年3月24日(金) | 2023年3月10日(金) |
2月5日(日) | 2023年3月25日(土) | 2023年3月11日(土) |
2月6日(月) | 2023年3月26日(日) | 2023年3月12日(日) |
2月7日(火) | 2023年3月27日(月) | 2023年3月13日(月) |
2月8日(水) | 2023年3月28日(火) | 2023年3月14日(火) |
2月9日(木) | 2023年3月29日(水) | 2023年3月15日(水) |
2月10日(金) | 2023年3月30日(木) | 2023年3月16日(木) |
2月11日(土) | 2023年3月31日(金) | 2023年3月17日(金) |
☆2月12日(日) | 2023年4月1日(土) | 2023年3月18日(土) |
☆2月13日(月) | 2023年4月2日(日) | 2023年3月19日(日) |
☆2月14日(火) | 2023年4月3日(月) | 2023年3月20日(月) |
☆2月15日(水) | 2023年4月4日(火) | 2023年3月21日(火) |
☆2月16日(木) | 2023年4月5日(水) | 2023年3月22日(水) |
☆2月17日(金) | 2023年4月6日(木) | 2023年3月23日(木) |
☆2月18日(土) | 2023年4月7日(金) | 2023年3月24日(金) |
☆2月19日(日) | 2023年4月8日(土) | 2023年3月25日(土) |
☆2月20日(月) | 2023年4月9日(日) | 2023年3月26日(日) |
☆2月21日(火) | 2023年4月10日(月) | 2023年3月27日(月) |
☆2月22日(水) | 2023年4月11日(火) | 2023年3月28日(火) |
☆2月23日(木) | 2023年4月12日(水) | 2023年3月29日(水) |
☆2月24日(金) | 2023年4月13日(木) | 2023年3月30日(木) |
☆2月25日(土) | 2023年4月14日(金) | 2023年3月31日(金) |
★2月26日(日) | 2023年4月15日(土) | 2023年4月1日(土) |
★2月27日(月) | 2023年4月16日(日) | 2023年4月2日(日) |
★2月28日(火) | 2023年4月17日(月) | 2023年4月3日(月) |