火葬の時に棺桶に入れ忘れた物
亡き人との最後のお別れでは棺桶の中に横たわった故人様に対してたくさんのお花を入れたりお気に入りの服を入れたりしますが、入れ忘れた物があったらどうしたら良いのでしょうか。
葬儀は突然やってくる
大切な人がお亡くなりになった時には、とにかく急なことで頭の中が真っ白になり、冷静沈着に物事を考えるゆとりはありません。
火葬や葬儀の日時が決まりますと、後は時間との勝負で、人との応対にばかり時間を取られて、故人様とのお別れの時間をゆっくり過ごすことが出来ないものです。
火葬場への出棺の時に故人様に何か持たせてあげようと思っていても、中々気の利いたことを思いつくことなく、気が付いたら故人様のお遺骨が骨壺に納まって家の中の祭壇にお祀りされているのです。
棺桶に入れて良い物
故人様の入った棺桶には不燃物や金属などは入れることが出来ませんが、あの世への旅立ちですので、忘れ物が無いようにと、大切にしていた写真や御札・お守り、衣服などを入れて差し上げるものです。
他には愛読書や出版物、表彰状や感謝状、手紙などを入れることがあります。
可燃物で大量でなければ副葬品として入れても構いません。
入れるのを忘れた
しかしながら葬儀の時には思いつかなかった物であっても、後で遺品整理をしている時に、持たせてあげればよかったなと思うものが案外出てくるものです。
たとえばお気に入りの服や帽子、靴など、病気が良くなったら一緒に出掛けましょうねという想いで買ったような物でも、実際には使う事が無かった場合には新しいままで残ってしまいます。
お焚き上げ供養で亡き人にお届け
こういった物に関してはやすらか庵でお焚き上げ供養して差し上げますので、是非ご利用くださいませ。
亡き人の旅立ちに際し、何か持たせて差し上げるという事は思いやりの気持ちでございます。
気持ちが成就することなく何時までも後悔の念を持ち続けるよりも、お焚き上げで天に届けて差し上げることにより、心が軽くなるのです。