卒業とは
卒業とは学校の全過程を終了することで、広い意味では一つの事業や企画が終了したり、会社の定年、人生などを言うことがあります。
終わること
「始めあれば終わりあり」とは昔から言われている諺ですが、私達は人生の中で何度も「始め」と「終わり」を繰り返すことで成長しているのです。
若い時には入学と卒業、始業式と終業式を繰り返してどんどん成長しますが、年齢を重ねるごとに「始まり」が無くて「終わり」ばかりになり、最後には自分の人生が終わることになるのです。
卒業式について
○○式と名の付くものは儀式として行われるものであり、公式行事ですから、関係者の人達が皆集まって執り行う行事については形式的で退屈な内容になってしまいますが、そこを通過するという事が大切なことであり、通過儀礼としての儀式を通る度に間違いなく成長しているのです。
人生と言うマラソンをしているのなら、途中の通過地点としての卒業は必ず通ることになりますが、通過した時点でもう既に次の目標がスタートしているのです。
卒業証書は使うことがありますか?
高校や大学を卒業して企業に入社するような場合には卒業証書は使うようなことはありませんし、入社後も使うような必要性はありませんので、ほとんどの方が押し入れやタンス、机の引き出しなどに仕舞ったままにしているものです。
しかし転職や再就職の場合には最終学歴を証明するものとして学校の出した「卒業証明書」が必要になることがあり、卒業証明書は学校の窓口で発行してくれるもので、発行に当たっては本人を証明する書類が必要になりますが、卒業式の時に渡された卒業証書とは違います。
卒業証書は学校を卒業したという記念的な証明書であり、企業などに提出する卒業証明書の方が公的な効力があるのです。
卒業アルバムはどうする?
卒業アルバムは頂いた時には見て楽しんでも、一旦仕舞ったら中々見る機会の無い物になってしまいます。
記念品だと思えばまたいつか見るような機会があるかもしれないなと思うだけで月日が経って行き、入社や結婚後の引っ越しの時には実家に置いたまま、或いは引っ越し先に持って行ったにしてもまた押し入れに仕舞ったままという運命にあります。
思い出の詰まった記念品ですから無理して捨てることはありませんが、ある程度の年数が経過すれば、終活の一環として捨てることも有りで、お焚き上げ供養の利用が正解かもしれません。
不用品の処分
卒業して次の行き先が決まったら、不要になった物は思い切って処分して、次なる準備を進めていきましょう。
使わないと判断したものはゴミとして捨てましょう。
最近では制服やカバンなどはまだ使える物であれば、フリマなどに出せば結構売れるものです。
ボロボロになったものは遠慮なくゴミとして捨てます。
思い出の品はお焚き上げ
どうしても捨てきれないような思い出の品は取っておくのが一番ですが、部屋が狭い、保管場所がないなどの場合には本当に大切な物だけを残してお焚き上げ供養を利用すれば気持ち的に納得できるものです。
思い出は天にお還ししたと思えば、天はまた次の新しい思い出を授けて下さるもの、これが大宇宙の変わらぬ法則であり、御縁というものなのです。
ある意味次の段階に移る時には今までのことは全て心の中に仕舞っておいて、これまで使った物は全て捨て去り、次の段階で必要な時に手に入れるようにすることです。
そうすれば次の段階に移った時には常に何も無い状態となりますので、ある意味何も無い状態は仏教でいうところの悟りの状態なのです。