引っ越しとは

遺品整理とお焚き上げ

引っ越しとは卒業就職、転勤などで今住んでいる住所から新しい住所に移る際に、家財道具などを持って行くことで、以前の住所から荷物を運搬して新しい住居で暮らし始めるまでの手続きを含めた一連の作業のこと。

引っ越しは身軽になれるチャンスです

引越のイラスト

引っ越しの時には全ての家財道具を取り出して梱包し、次の住所に運ぶ訳ですから、使わない物を処分するとても大切なチャンスと捉えましょう。

仏教では「小欲知足」つまり少ない欲で足りることを知ると説き、最小限度の欲望であれば人と対立することもなく、平和で穏やかな日々が過ごせるのです。

私達は案外気が付かないうちに物をたくさんため込んでいて、おまけに使いもしないような物までもたくさんため込み、物に囲まれることで豊かさを満喫しているのですが、使いもしないような物を持っているよりは、最初から困っている人に施しをした方が功徳になることを知るべきです。

そういう意味では最初から物は持ちすぎないことで、新しい生活を始めるのであれば思い切って捨ててしまうということは、勇気がいることですが、新しい場所で新しい展開が開けてくる良いきっかけになるのです。

引っ越しは身軽になれるとても良いチャンスだと思って、思い切って不要なものは捨てましょう。

まだ使える物を捨ててしまうことは、物を大切にという観点からは良くないことですが、以後は無駄な物を買わないようにすれば良いのであって、最小限度の物で満足するということを学ぶことは仏教的にも尊いことなのです。

価値あるものは売る

オークションで売る

しかしさすがに何でも捨ててしまうのは惜しいことで、価値ある物でしたらなるべく早い段階からオークションやフリーマーケットなどでお金に換えて誰かに使ってもらいましょう。

物がたくさんあって面倒でしたら軽トラックでも借りてリサイクルショップに持って行けば、いっぺんに片付きます。

物を大切にという観点からは、使える物は誰かに使ってもらった方が無駄になりません。

寸法などの都合で今の家では使えるけれど新しい家では使えないような物も出てきますので、そういった物も売れる物でしたら売りましょう。

仏壇や神棚の引っ越し

仏壇と神棚の引っ越し

仏壇や神棚は正式には出来れば両方の供養が出来る僧侶に来てもらって閉眼供養してもらい、運搬後に開眼供養してもらうのが丁寧な方法です。

仏壇や神棚は新居では新しく調達するのであれば、一旦古い仏壇と神棚を閉眼供養してもらってから不要な物はお焚き上げ供養を利用して、戒名の付いた位牌などの必要な物だけを新居に運んでから開眼供養してもらいます。

仏壇や神棚は他の品物を出す前に供養して出せば、埃を被ったり物をぶつけたりしなくて済みます。

思い出の品は

優勝トロフィーのイラスト

アルバムや日記帳などはあまり見ることはありませんが、一生の思い出になりますから、最後の最後までとっておいた方が良いと思います。

ボーリング大会のトロフィーやゲートボール大会の盾などでサークルの記念品程度でしたら捨てても構いません。

引っ越し品の処分

ごみとして捨てる

引っ越しは身軽になれる最大のチャンスですから、この際使わない物や不要な物は思い切って処分しましょう。

売れる価値が無いと思ったら燃えるゴミと燃えないゴミなどに仕分けしてどんどん捨てます。

使うか使わないか分からないような不用品を置いておくのは大変に無駄なことで、どうでもよいような物はあっても無くても気が付かないような物なのです。

引っ越し品のお焚き上げ

やすらか庵のお焚き上げ供養

結婚を機に新居で暮らすという時に奥さんに見られてはまずい写真などは思い切って処分しておかないと後で喧嘩の種になってしまいます。

どうしても捨てきれない時には全国対応のお焚き上げ供養を利用すれば箱に詰めて送るだけで利用できますので、探したり持って行ったりする手間が省けで引っ越しに集中できますので便利です。

人生最後の引っ越しとなりそうで、最低限の物だけにしたい時には思い出の品は全部お焚き上げ供養で天にお還しします。

老人ホームに入居などでは持っていける物は限られています。

全ての思い出は天にお還しして静かに暮らすのも良いかと思います。