喧嘩とは

喧嘩した時

喧嘩とは考えや意見が対立した相手を暴力や口論によって自分に従わせることで、自分の強さを見せつけるための意味の無い暴力や、対立した者同士の険悪な状態のことも含まれます。

喧嘩の種類

僧侶の説明のイラスト

夫婦喧嘩、親子喧嘩、友達との喧嘩、職場での喧嘩など、私達人間は考え方の違う相手と共に行動する時には、うまくいけば仲良く出来るのですが、どうしても意見が合わなかったり、相手の言動が気に入らない時にはお互いに感情が高ぶってしまい、喧嘩になってしまいます。

自分の強さを見せつけるために意図的に喧嘩を吹っ掛けるような場合もあります。

自分を一番強い者として君臨し、周囲の物を手下にして自分に従わせるのです。

仲の良い者同士であっても大声で尚且つ早口で話をしていますとまるで喧嘩しているように見えることもあります。

「喧嘩するほど仲の良い」とは喧嘩するほど本気でぶつかり合うからこそ壊れない関係であって、真の意味で仲の良い関係だということです。

喧嘩の原因

尼僧のイラスト

人は皆一人一人の考え方があってそれぞれの価値観や考え方があるものですが、誰もが自分の考え方が正しいと思うが故に時には相手の意見と対立し、自分の考えが間違いであると指摘されるようなことがあればプライドが傷付けられて喧嘩になるのです。

意見の対立が何時までも続いて話がまとまらないような場合でも感情が高ぶって、ちょっとした相手の仕草や言動が引き金となって喧嘩に発展することもあります。

自分が正しい、相手が間違っているから自分に従わせようという気持ちが喧嘩の原因なのです。

仏教と喧嘩

不動明王のイラスト

仏教に於ける戒律では怒りの感情は悟りを邪魔するものとして慎むべきとされますが、怒りの感情むき出しの仏である毘沙門天不動明王などは相手が気に入らないからという理由で怒っているのでなく、私達人間煩悩にまみれた私利私欲に対して一刻も早く仏の世界に気が付くようにとの怒りなのです。

しかしながら特に悟りなどを望まない俗世間の凡人である私達は、ついつい単純なことで喧嘩してしまうのですが、例えば夫婦であって普段相手に対して言えないことがあるのなら、こういう機会に行ってしまうのが得策です。

普段思っていながら言えないことを言うのですから、喧嘩が激しくなる可能性がありますが、ついでのことですから、思いっきりやりましょう。

言われた相手にしても余計に腹が立つかもしれませんが、冷静になった時に「何であんなこと言われたんだろう」と少しは反省するかもしれません。

本当でしたらどんなことでも普通に言える関係が夫婦であり、言えないということはストレスになりますので、お互いにストレス無く生活するためにも何でも話せることは良いことなのです。