家族健康の願い

家族健康のイラスト

老いも若きも家族の者が健康に過ごすことが出来るという願いは世界中どこの国に住んでいる家族であっても共通した願いです。

家族とは

人としての幸せ

家族とは婚姻関係で結び付いた夫婦、親子などの集まりが同じ家の中で生活する関係で、地方では親・子・孫に亘る3世代が一緒に同居していたり、それ以上の世代で同居する大家族が農業や林業、漁業などの家業を途切れることなく支え続け、我が国の一次産業を守り続けてきたのです。

農業や林業などの一次産業は自然を相手に育てて収穫する産業で、毎日手間が掛かること、そして時には大人数の人出が必要なことから、そういった作業を遂行していくためには大家族であることが理想の姿だったのです。

親から子、子から孫へと引き継がれていく家と家業を繁栄させることが家族の幸せであり、家の墓に入った者はやがて家の守り神となって家を守り、子孫の者は先祖を敬いながらも次の世代にバトンを渡していくのです。

家族の長である家長は先祖祭り、農事の取り決め、季節ごとの祭事、冠婚葬祭などを仕切る重要な役割を果たし、何よりも家を繁栄させるための任務を背負っているのです。

都会ではサラリーマンや公務員などの勤め人でマンション暮らしが多いために家業を引き継ぐような制約が無いことから、夫婦と子供或いは夫婦だけの世帯が多いことが都会の家族の特徴です。

健康は宝物

病人のお見舞いイラスト

病気になって寝込むようなことがありますと本人は病気に苦しみ、何も出来なくなります。

更に家族の者が看病したり身の回りの世話をしたりなどで周囲に多大なる影響を受けてしまいますし、風邪などの病気でも周囲にうつらないように気を遣う必要がありますので、特別な配慮が必要になるのです。

医学の発展していなかった時代には病気は疫病神の仕業とされ、疫病神を追い払うことで病気が治ると言われていましたので、家の中に病人が出たら祈祷師を呼んだり護符を貼るなどの方法で対処していたのですが、病人が出たということは疫病神に憑りつかれたということなので、それは家運が傾き家が没落するぐらいの大きな問題でした。

厄病神を払い、七福神のような福神が家に居てくれたら皆が健康で過ごすことが出来るのです。

家族健康の秘訣とは

家族神のイラスト

釈迦は人として逃れることの出来ない苦しみが四苦(生・老・病・死)であり、何時の世であっても永遠に苦しみ続けることは宿命で、苦しみから逃れる唯一の方法は悟りを得て安楽の世界にたどり着くことだと説きましたが、人として生まれ人として生きていく以上、病気というものから逃れることが出来ないのです。

現代では栄養状態の改善、そして医学薬学の進歩と共に私達の寿命は確実に伸びていて、人生百歳の時代に届きそうですが、今の時代であっても不治の病や原因不明の病は増えるばかりです。

毘沙門天は妃の吉祥天と子の善膩師童子と共に家族の神であり、神でありながら家族の姿をとることによって私達に家族としての幸せを説いています。

また七福神の中の神でもありますから、とにかく広く明るく温かい心を持ち、皆で笑いなさい、というのが家族健康の秘訣です。

笑う門には福来ると言われていますが、笑いの絶えない家には福の神がやってきますよ、という意味なのです。

笑い声の聞こえない、泣いてばかり、喧嘩ばかりの家には疫病神が来ることは今も昔も変わりません。

科学や医学が進化しても治せない、治らない病気が増えるですが、こういう時代だからこそ私達の目に見えない世界での神々の力が必要なのです。

どんな小さなことでも喜べる、苦しい事、辛い事は皆で力を合わせて乗り越えていけば自然と神々の守護が得られるのです。