掃除

秋も深まり朝晩の冷え込みが少しずつ厳しくなってきましたが、皆様方には如何お過ごしでしょうか。やすらか庵では今、山茶花の花びらとケヤキの葉が毎日ひらひらと降り注いでおりまして、ケヤキの葉などは軽トラックの荷台一杯分になるほど落ちていますので、お掃除が日課でございます。

掃除というものは大切な修行で、御本尊様の近辺を綺麗にして清浄な雰囲気を保つという目的と、お参りに来られる方をおもてなしするという目的、そして自らは奉仕することによって功徳を積むという目的があります。

これらの葉や花びらは1ヵ所に積んで自然の力で堆肥になるように心がけています。

こういう作務をする時は何も考えずに無心でするのも良いですし、花びらや葉の気持ちになって対話や観想しながら行うのも良いですし、般若心経を唱えながら行うのも良いですね。祈りや観想が伴えば立派な修行になります。