陀羅尼とは

陀羅尼の写真

陀羅尼とは古代インドのサンスクリット語の原文のままに唱える神仏との交流を図るための呪文で、真言(マントラ)よりも長い呪文のこと。

陀羅尼の由来

説明のイラスト

陀羅尼はダーラニー(dhāraṇī)は「記憶して忘れない」ことを指していて、出家修行者が覚えるべき作法や教義であったものがいつの間にか「暗記する呪文」になったのです。

つまり経典を覚えるための記憶力を増す修行のテキスト自体が、まるごと暗記する呪文になったということです。

陀羅尼は言霊

言霊

陀羅尼には如来菩薩を讃歎する言葉や、願いの成就を求めるような言葉が列記されていることが多いことから、訳の仕様が無い部分ばかりであることと、仏教を説く経典ではないなどの理由で、仏教がインドから中国に伝わってもそのままの形で伝わったのです。

元々が神仏との交流をするための言葉であったことから、言葉自体に不思議な呪力が宿されていると考えられて、言葉に魂がこもるとされる言霊のような役割を果たしているのです。

意味を理解する必要は無く、言霊として唱える呪文なのです。

真言宗の陀羅尼

真言宗の陀羅尼のイラスト

真言宗では陀羅尼がよく唱えられ、普段の勤行の中にも大金剛輪陀羅尼(だいこんごうりんだらに)と言われる陀羅尼が入っていて日常的に唱えられますが、他の陀羅尼として阿弥陀如来根本陀羅尼、仏頂尊勝陀羅尼などがあります。

大金剛輪陀羅尼

大金剛輪陀羅尼は罪障や魔忿を取り除くことを祈願する陀羅尼です。

  • ノウマク・シッチリヤ・ジビキャナン・(サラバ)・タタギャタナン・アン・ビラジ・ビラジ・マカ・シャキャラ ・バシリ・サタ・サタ・サラテイ・サラテイ・タライ・タライ・ビダマニ・サンバンジャニ・タラマチ・シッタギリヤ・タラン・ソワカ

阿弥陀如来根本陀羅尼

阿弥陀如来根本陀羅尼は無量寿如来根本大呪とも言います。

  • ノウボウ・アラタンノウトラヤーヤ・ノウマク・アリヤーミターバーヤ・タタギャタヤアラカテイ・サンミャクサンボダヤー・タニャタ・オン・アミリテイ・アミリトウドバンベイ・アミリタサンバンベイ・アミリタギャラベイ・アミリタシッテイ・アミリタテイセイ・アミリタビキランデイ・アミリタビキランダギャミネイ・アミリタギャギャノウキチキャレイ・アミリタドンドビソワレイ・サラバアラタサダニエイ・サラバキャラマキレイシャキシャヨウキャレイ・ソワカ

仏頂尊勝陀羅尼

仏頂尊勝陀羅尼は如来の頭頂部の盛り上がりである肉髻(にくけい)を神格化した仏が、罪業、障害などを粉砕するための陀羅尼です。

  • ナウボバギャバテイ・タレイロキャ・ハラチビシシュダヤ・ボウダヤ・バギャバテイ。タニャタ・オン・ビシュダヤ・ビシュダヤ・サマサマサンマンタ・ババシャソハランダギャチギャガナウ・ソハバンバ・ビシュデイ。アビシンシャトマン・ソギャタバラバシャナウ・アミリタ・ビセイケイマカマンダラハダイ・アカラアカラ。アユサンダラニ・シュダヤシュダヤ・ギャギャナウビシュデイ・ウシュニシャビジャヤ・ビシュデイ・サカサラアラシメイ・サンソジテイ・サラバタターギャタ・バロキャニ・サタハラミタハリホラニ・サラバタターギャタ・キリダヤ・ジシュタナウ・ジシュチタ・マカボダレイ・バザラキャヤ・ソウカ・タナウ・ビシュデイ・サラババラダ・バヤドラギャチ・ハリビシュデイ。バラチニバラタヤ・アヨクシュデイ・サンマヤ・ジシュチテイ・マニマニマカマニ。タタータボタクチ・ハリシュデイ・ビソホタ・ボウジシュデイ・シャヤシャ・ビジャヤビジャヤ・サンマラサンマラ。サラバボダ・ジシュチタシュデイ・バジリバザラギャラベイ・バザランババトママ・シャリラン・サラバサトバンナン・シャ・キャラハリビシュデイ。サラバギャチハリシュデイ・サラバタターギャタシッシャメイ・サマジンバサエンド・サラバタターギャタ・サマジンバサ・ジシュチテイ・ボウジヤ・ボウジヤ・ビボウジヤ・ビボウジヤ・ボウダヤ・ボウダヤ・ビボウダヤ・ビボウダヤ・サンマンダ・ハリシュデイ・サラバタターギャタ・キリダヤ・ジシュタナウ・ジシュチタ・マカボダレイ。ソワカ。