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正月とは
正月とは暦の始めの1月のことですが、新年を祝う行事のことでもあります。
家にやってくる神様
我が国では年に一度、決まった時期に人間世界に来訪する様々な神が居て、鹿児島県薩摩川内市甑島のトシドン、秋田県男鹿市のナマハゲ、鹿児島県十島村悪石島のボゼなど10件の「来訪神」がユネスコの無形文化遺産に登録されています。
土着の神や、家や集落の先祖の霊が神となって家々を廻るという信仰が正月、盆などの行事になっていて、神は家にやって来るものであり、神をもてなすための作法や儀式が伝統として伝えられてきたのです。
歳神様
お盆や節分、旧正月などにやってくる来訪神の中でも歳神は毎年正月に家にやってくる来訪神であり、地方によってお歳徳(とんど)さん、正月様、恵方神、大年神、大歳神、年殿、トシドン、年爺さん、若年さんなどと呼ばれます。
七福神
お正月に宝船に乗ってやってくる七福神も来訪神であり、縁起の良い神様です。
七福神は恵比寿天、大黒天、毘沙門天、福禄寿、寿老人、布袋尊、弁財天で7人揃って様々な福を授けるのですが、その中でも毘沙門天は単独でも歳神としての役割を持っています。
七福神が家に来てくれたら家族が幸せになるのです。
歳神を迎える準備
歳神様はお迎えする準備の出来た家を訪問しますので、正月を迎える準備は家の掃除から始まってそのほとんどがが歳神様を迎えるための準備なのです。
門松について
門松とは松の内と言われるお正月を祝う期間に門前にお飾りする、松と竹と梅を使った正月飾りのことです。
松の木は樹齢が長く冬でも葉が枯れないという生命力の強さを表し、竹はタケノコが伸びる驚異的な力と例え全部切ったとしてもまた出てくる強靭な生命力、そして梅は長い冬を乗り越えてまだ葉が出ない内に花を咲かせる美の生命力を表しています。
門松の主役は名前で解るとおり「松」であり、古くは松などの常緑樹を飾っていましたが、鎌倉時代以後、竹も一緒に飾るようになったのです。
松は神様が天から降りてくる目印としての依り代なのです。
近年では門が無い家が増えましたので門松を飾っている家をあまり見かけませんが、
注連縄
注連縄(しめなわ)とは主に神道で使われる神聖な領域であることを示すための藁や麻で編んだ神祭具のことで、歳神や七福神などの福の神を呼び込むための依り代であり、正月飾りとして飾られます。
鏡餅
鏡餅は正月に家にやってくる歳神を迎えるための御供えであり、歳神が降りてくるための依り代です。
どんど焼き
歳神様をお迎えするために準備した門松や注連縄などは正月が終わったらどんど焼きでお焚き上げします。
どんど焼きの火であぶった団子を食べると一年間無病息災の御利益があります。
家で楽しむのが本来の正月
昭和の頃までの子供達のお正月の遊びと言えば、コマを回し、凧揚げ、羽根つき、福笑いなどの実にお正月らしいお目出度い遊びをしていたものですが、最近ではそのような光景を見ることが無くなりました。
餅つきも大抵の家では庭先でつき、おせち料理や雑煮も全て手作りで作っていたものでした。
せっかく神様が家まで来てくれて居られるのですから、神様をおもてなしすることを大切にして、あまり出掛けることなく、家族揃って楽しみましょう。
死語の33年まで案内してくださる仏様のお話が不動明王から始まり大日如来さんは中間だったのは知らなかったです。
33年目の仏さんがあの方だとは以外でした。
また、宇宙と神界がやはりあるのだとわかって図に書いてくださりわかりやすかったです。
やはり一番は仏さんたちが33年目まで案内してくださるのが嬉しくて、一人一人の絵を見て覚えたいです。
昔の人は普通に神様の世界や仏さんたちと生きながら繋がりあるから、絵を描けたのでしょうか。
宇宙と仏さんがやはり存在するんだと嬉しくなりました。
また見ます!