2023年1月15日どんど焼き
2023年1月15日午前11時より高野真言宗やすらか庵にてどんど焼きを行いました。
2023年を迎えるに際して
未だ終わりの見えない新型コロナや戦争の混乱の状況の中で、新しい年が始まりましたが、こうした負の影響というものは皆が一様に受けてしまうものであり、実は私も年末のお焚き上げ供養が済んでからは新型コロナに対しては陰性でしたが原因不明の体調不良に襲われ、それでも何とか自力で立ち直ることが出来たのは、毘沙門天信仰、不動明王信仰のお蔭というもので、とても有難い事であると感謝して居ります。
こういう時にこそ神仏の力が必要な訳ですが、神仏の力というものは最初から当てにするのではなくて、結果として気が付いた時に感謝の気持ちが湧いてきて、只ひたすらに自分自身の力があまりにも小さくて、目に見えない大きなものに太刀打ち出来ない存在であることを知らされます。
神仏に対しては頼むばかりすると嫌われてしまいます。
只ひたすらに感謝するだけてしていれば、頼み事などしなくても救って下さるのです。
家族の時代
2023年は癸卯(みずのとう)で干支はウサギです。
我が国では古代より野兎が存在し、時には狩りの対象として、そして神聖な動物として扱われてきたのは、如何なる環境にも対応し、増えていくという生命力を持ち合わせているからなのです。
ウサギの寿命は5年から10年と言われていますが、大変に繁殖力が強く、家族一族の集団で暮らすことから、今の時代に私達日本人が直面している家族の問題を解決するヒントを投げかけています。
現代の私達日本人は核家族化が進み、夫婦だけ、或いはお一人様の家ばかりとなり、やがて来る寿命と共に絶えていく家が増え続けています。
家やお墓の後継者不在の問題はこれから深刻になってくるはずです。
このままの状態で突き進みますと、我が国は高齢者ばかりの後進国になってしまい、若い人にとって希望の持てない国になってしまいます。
毘沙門天は妃の吉祥天と子の善膩師童子と共に家族の姿を表して、家が絶えないように、そして仲良く過ごすことが出来るように護って居られるのです。
開式
午前11時開式です、歳神様をお迎えするのに使われた注連縄や松飾りなどを竹で組んだやぐらの中に入れ、儀式を行います。
点火
今年は山伏の徹宗大和尚が応援に駆けつけて下さいました。
祈願
困難の年を乗り越えて無事に過ごすことが出来ますように、歳神様の加護がありますように、皆様にとって良き一年で御座いますように、祈願させて頂きました。