大きな仏像や古い仏像

古い仏像や大きな仏像

末期癌が分かった独り者の親友が親からもらった家宝と言われる仏像を、どうか私の代わりに持ち続けて下さい、と言われて預かっているが、どうしたら良いか分からない…

故郷の両親が共に亡くなり、家を壊すのだが、信仰心の篤い父親が毎日拝んでいた仏像をどうしたら良いか分からない…

庭に由来の良く分からない石仏が置いてあるが、マンションに引っ越しするのに持って行けないので、この際に何とかしたい…

などでどうしたら良いか分からない時にはご相談下さい。

仏像としての使命

仏像は仏師と言われる方が彫った仏の姿を表す像で、悟りの段階に応じて如来、菩薩、明王、天などに区分され、仏壇の中には祖師を始めとして様々な仏像がお祀りされています。

仏壇の中での仏像は宗派によってそれぞれの決まりがありますが、日々の礼拝の対象としての中心的な存在であり、仏に護られての先祖の位牌があり、先祖に護られる私達が居るのです。

また純粋に個人的な信仰の対象としての仏像は御縁があって迎えたり、守り本尊として迎えられたり、或いは先祖代々伝わった仏像であったりと、先祖供養が家の宗教だとしたら、個人的な信仰は個々の信心であることが多く、病を治す力を授かったとか、特別な力を頂いたとかの仏像は特に家宝として大切にされています。

仏像は仏を人格化した姿であると共に作られた時に開眼供養されていますので、仏としての性格を持ち、仏法を説き、私達の間違いを正しい方向へと導いてくださる役目を持っているのです。

仏像としての使命は一人でも多くの方が仏法に目覚めることであり、置かれているだけではなくて、人が関わり続けることが大切なことです。

仏像との御縁

仏像との出会いはまさに御縁であり、一生御縁が無い人も居れば、いろんな仏像との御縁があった結果としての良き御縁であったり、人によって様々です。

御縁は頂くものであり、求めてばかりいても来なかったりするもので、案外後になってから分かるようなものであります。

仏様がいつも護って下さっている、何となく近くに居られるようだが、もっと近くに居て欲しい、自分を正しい方向に導いて欲しい、と思えるような仏と出会えればとても素敵な事でございます。

仏像の処分

そんな仏像でも後継者が居ないから誰にも渡せない、売るようなことをすれば罰が当たる、とお思いなら寺院に寄贈するか、本当に大切にしてくれる方か真剣に拝んで下さる方に差し上げるという方法が仏像としては幸せな事です。

お焚き上げ供養と言う選択肢は時と場合によって使い分けしなければいけません。

家庭用に作られた誰もが普通に買える仏像は一つの家に行って礼拝の対象になればそれで機能を果たすことが出来るので、不要になったらお焚き上げ供養しても構いません。

しかしこの仏像が生まれて来た目的が尋常ではないとか、何としてでも残さなければいけないという仏像も存在します。

そういう時には必ずご相談くださいませ。

少なくとも仏像の役割を果たすことなく処分するようなことをすればとても残念なことでございます。