お焚き上げ

大切な人が亡くなった後には、役所の手続きから始まって不動産や金融関係のの名義変更、各種契約の解約、支払い、返金、などの仕事が続き、要するに必要な物を残し、不要な物を捨てていくのに大変な時間と労力がかかります。

そういう中でも亡き人の遺品の後片付けというものは、とても大変なもので、何も考えずにポイポイと捨てることが出来たらいいのでしょうが、大切なものと、どうでもいい物を仕分けして、大切な物は誰かに差し上げるとか、そのまま置いておくことになります。

遺言があって、相続する者が指定してあれば、それに従いますが、指定が無ければ後継者や家族の者で仕分けいたします。

何が大切なものであるかは人によって価値観が違いますが、金銭的に価値のある物と、特に思い出のある品物、そして故人がとても大切にしていた物など該当し、必要な人には差し上げる

大切なものではあるが誰も要らないし、捨てることも出来ない物としては、神社や寺院でもらった御札や数珠などの仏具、法具、写真のアルバム、日記帳、表彰状などですが、こういったものは取って置いてももちろん良いのですが、誰も使わないし、見るようなことも無いので、特別なものを除いてお焚き上げを利用するのが良いかと思います。

お焚き上げの考え方としては、神仏の魂を天にお還しするということと、亡き人や神仏に物を届けるという大きな2つの目的があります。この場合には、亡き人がこの世で使っていた物をあの世に送り届けるという目的です。

あの世の世界ではもう使うようなことは無いでしょうが、大切にしていた物を送り届けるという心がとても嬉しいことで、供養の心になります。供養とは、必要な物を届けるという意味合いがあるのです。