十二因縁とは

十二因縁のイラスト

十二因縁とは人間の苦しみの原因を十二に分けて、それらが連鎖して果てしない循環をしている輪が出来ていることを見出し、苦しみの原因を取り除き、苦しみの輪から抜け出すための方法を説いたもの。

無明、行、識、名色、六処、触、受、愛、取、有、生、老死の十二の要素で成り立ちます。

三界の流転

仏教が輪廻転生をどのように捉えるかと言う問題は別にして、十二因縁は過去世、現世未来世に亘っての輪廻の様子を表しているとも言われます。

  • 無明・行・識は過去世に対応
  • 識・名色・六処・触・受・愛・取・有は現世に対応
  • 生・老死は来世に対応

を表し、過去から現在、そして未来へと輪廻転生を繰り返して苦しみの輪から抜け出せないのです。

苦しみの輪から抜け出す方法

苦しみの輪から抜け出す方法と言われても理解できないんですけれど…

このような人に悟りは無理で御座います。

しかし御安心下さい、私にも無理で御座います。

十二因縁がこうだと自信ありげに解説している人でも本当に分かっているのなら解脱しているはずです。

大体過去世から遡って苦しみの原因である業(カルマ)や無智をつぶさに観察して消していくなんて不可能に近いことなのです。

十二因縁の内容

せっかく仏教に巡り合ったのですから、悟りが無理でも大宇宙の真実に近づく努力はしてみましょう。

決して無駄な努力ではありません、自らの魂の向上のために必ず役に立つはずです。

苦しみの原因なんて、仏教に巡り合えなかったら考えもしなかったようなことですから、人として生まれて生きている以上、自分が何処から来て何処に行くのかを知るためにも必要な情報なのです。

無明

過去世から始まる無智の状態で、智慧の無いこと。

本能のままに生きて迷いの世界に居ること。

前世で行った業のこと。

生まれ変わりの意識体が出来る。

名色

身体と心を伴った胎児になる。

六処

眼・耳・鼻・舌・身・意の感覚器官が出来る。

感覚器官が外界を感知する。

感受性が出来る。

好き嫌いが出てくる。

好き嫌いによって執着が出来る。

心の業になる。

また生まれることになる。

老死

また老いて死んでいくことになる。