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やすらか庵について
やすらか庵は東京から車で1時間程度、首都圏より離れて高速道路のビル群の風景が、田園風景と樹木の緑が眩しい景色に変わる頃、東金道路の高田インターを降りて約5分の場所にあります。
やすらか庵の由来
都会で供養の問題に困っている方々の救済のために2003年にやすらか庵(安羅迦庵)を設立して多くの方の救済に尽力し、2016年にはNPO法人となりました。
代表が僧侶である関係上、NPO法人から宗教活動を切り離すために、2017年にやすらか庵を独立することになりました。
代表清野徹昭は、僧侶であると共に、機械加工、工芸、建築、造園など、全て自分でしたがる性格でございます。
散骨では船を操船し、墓じまいでは重機やクレーンを操作します。ユニークな活動は多数のマスコミにも紹介されました。
多くのマスコミに紹介されました
NPO法人やすらか庵及びやすらか庵のユニークな取り組みは、NHKクローズアップ現代+、日本テレビ「あのニュースで知って得する人損する人」、所さんの学校では教えてくれないそこんトコロなどで紹介されました。
NHKクローズアップ現代
日本テレビ「あのニュースで知って得する人損する人」
所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ
関連施設
やすらか庵内にはやすらか庵(安羅迦庵)本殿、毘沙門堂、お焚き上げ供養場があります。
散骨供養をするために千葉県長南町にやすらかの森を所有し、千葉県市川市にやすらか丸を係留しています。それぞれの施設の詳細は
寺院の存続に警鐘を鳴らす
日本では人口の減少、少子高齢化などの減少が確実に進行しています。
戦後の団塊の世代に生まれて我が国の経済の発展を支え、地方から集団で都市部の大型団地に移り住んだ人たちが現役で活躍していた時代は街は活気にあふれ、多くの子供達の笑い声が響き渡っていましたが、その子供たちも成長して街を去り、今となってはお年寄りばかりの街になっています。
都会では後継者のいない1人暮らし、2人暮らしのお年寄りが増え、やがてはお墓のご先祖様が無縁になってしまうという危機にさらされているのです。
葬儀の簡略化が進み、必要とあらば僧侶派遣サービスで安いお布施の僧侶が呼べること、親戚付き合いが無くなる中で法事をしなくなったことなどの影響で、更には日常生活の中で、寺院に対する必要性が無くなってきたことなどを受けて、若い人の寺院離れが着々と進んでいるのです。
後継者がいないという問題は寺院も同じで、古くから続いてきた寺院でも今や存続の危機に立たされているのです。
役に立つ寺院とは
世の中、必要があるものは存続し、必要のないものは滅びる運命です。
今の時代、果たして寺院が誰からも必要とされているでしょうか。
ましてや、宗教が生きていくのに是非とも必要とされているでしょうか。
どうしてもこれが無いと生きていけない、という位の必要性が今、問われているのです。
江戸時代の寺子屋は、庶民の教育の場として必要な存在でしたが、今の時代では、そういった役割もありません。
日常生活の中で役に立つものであれば、誰でも立ち寄って利用する、こういう姿が寺院に今の時代、一番求められているのではないでしょうか。
法を説くこと
法事やお葬式は多くの人が集まる布教のチャンスであるのに、読経が済み、お布施を受け取ったら僧侶がすぐ帰るという話はいくらでも聞きます。
僧侶としての使命はお釈迦様の教えを広める布教活動であるはずです。
難しいお経を詠んだところで、ほとんどの人がその意味が分からないことでしょう。
昔ならば意味が分からなくても読経してくれれば有難いと思われていたのですが、今の時代は価値観が違います、出した金額相当の見返り、或いは満足感が無ければ、決して有難いとは思っていないのです。
お経の内容を分かりやすく伝える、そして役に立つ話をする、このようなことの積み重ねこそが布教なのです。
やすらか庵の活動
これまでに多くの方から寺院を離れたいなどの相談を受けましたが、供養やお墓の問題で皆さん真剣に考えているにも関わらず、寺院側の冷たい態度に益々嫌気をさしておられるのです。
困った方の救済をするはずの寺院が困った方を苦しめるようでは、益々離れていくばかりです。
もちろん既存の寺院でお寺らしい活動に取り組んでいる方もたくさん知っていますし、ある意味、そういった勇気のある行動を起こされている僧侶の方々には素直に尊敬の気持ちを抱きます。
しかし私には受け継ぐべきお寺がありませんので、全く自由な立場です。
たとえ歴史の無い小さな手作り寺院でも、人々の救済に全力を尽くす道を選び、寺院としての可能性を追求し続けるのが、やすらか庵(安羅迦庵)なのです。
たとえ自分がどんなに苦しくても子孫の幸せを願い、一生懸命に努力し続けてきたご先祖様が渡してくれたバトンを自分が持った時に、もし次の人に渡すことが出来なかったとしたら、大変に申し訳ないことではありますが、後ろめたい気持ちを持ちながらでも只走り続けることしか出来ないのです。
しかし、どうせ終わるにしても、どのように終われば良いかを教えてくれるのが、宗教の役割なのです。
手作り寺院
やすらか庵は私たちの手作り寺院でございます、心を込めてのおもてなしには、手作りが一番だという信念からです。
歴史と伝統のある寺院には足元にも及びませんが、情熱だけはあると思っております。
簡易プレハブだけは建ててもらいましたが、天井や床、壁などを含めて内装関係は全て自分達で作りました。
内装も最初は白い壁紙にしていましたが、無機質なので杉板を貼りました。
やはり仏間には自然の木材が似合います。祭壇も手作りでございます。
神仏にご奉仕しようと思ったら読経、作務など、自分で出来ることを精一杯するのがよろしいかと思います。
神仏をおもてなしする場であると同時に、皆様をおもてなしする場でもあり、静かな環境で、ゆっくりとくつろいで頂ければ幸いです。
悩み事を話したり、大切な話をするには、環境という要素も必要です。
この他にもたくさんの手作りで、少しずつ充実していっております。
ご本尊
やすらか庵のご本尊は大日如来と不動明王、兜跋毘沙門天、弘法大師、そして後ろは金剛界曼荼羅と胎蔵界曼荼羅、とても深いご縁があってお迎えいたしました。
真言宗では大日如来は宇宙の真理を現し、宇宙そのものでもあり、不動明王は大日如来の化身であり、兜跋毘沙門天は天部にあって、私達の最も身近な所で救済の任務を遂行されています。
お焚き上げ供養場
仏壇、神棚など神仏の魂が籠ったものや位牌などの亡き人の魂が入った物は魂を抜いた上でお焚き上げをいたします。
やすらか庵には大小2つのお焚き上げ供養場があり、年に2回のお焚き上げ供養と個別の供養を実施しています。
年2回のお焚き上げ供養は5月8日と12月27日に開催していますので、立ち合いが出来ますのでどうぞお越し下さいませ。
仏壇、仏具、本尊、掛軸、位牌、写真、遺品などは礼拝の対象、あるいはとても大切にしていたものですから、気軽にゴミに出す訳にはいきません。
魂の入っていたものは魂を抜き、お清めをしてから、元の場所に還って頂く、そして魂の抜かれたものに関しては自然に還って頂くことが必要です。
特に私たちを守ってくれたものに関しては、感謝の気持ちを手向けつつ、願いが込められたものや、縁を切りたい物に関しては成就しますよう供養させて頂きます。
四季の花々
花は命を次に伝えていく姿、命の表現というものは、その時々で私達に感動を与えてくれます。
人を幸せにするのが仏の姿であるとしたら、花も仏、見ているだけで幸せな気分になれるものです。
やすらか庵では様々な花がおもてなししてくれます。
生活に役立つ祈願と供養の寺
若い人達の寺院離れが進み、寺院と言えば法事とお葬式のイメージしかない中で、法事もお葬式も生活に必要なものではありますが、寺院とは本来教育の場であったり、悩み苦しみを解決する場でもあり、目に見えない神仏や先祖のことを通して私達の世界の真の姿を見せてくれる場であるはずなのです。
一緒に修行しませんか
私たちはこの世に生まれたというご縁があり、与えられた使命が必ずあります。
その使命を分かることなく人生を終えることは、とても残念なことです。
自分のためや家族のために生きていくことはもちろん大切なこと、しかし、幸せというものがあるとしたら、自らの幸せ、家族の幸せの他に、もっと大きな幸せがあるはずです。
「生かせいのち」、折角縁あって生まれてきたのですから、与えられた自らの使命を見つけるとともに、大きな幸せを見つける旅に出て、希望溢れる人生を歩んでみませんか。
仏法にはその秘密が隠されており、志す者にしか与えられないのです。
1つしかない人生だから、後悔の無いように生きていきたいものです。
供養などで困った方の救済活動や作務もまた修行と思っていますので、座禅や瞑想などの行法のみを望む方には適切でないかもしれませんが、弘法大師空海が民衆の中に溶け込んで救済活動をされたことを思えば、寺院崩壊の危機にある現代だからこそ、汚れることを厭わず、体を張って救済に向かう仏が必要とされているのです。
僧侶を目指す方のお手伝いもさせて頂きます。
お気軽にご相談を やすらか庵 043-228-1480
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