お金とは

お金のイラスト

お金とは国が価値を保証する紙や金属で出来た通貨のことで、労働した対価として受け取り貯めておくことが可能で、食料や日用品などの物品や各種サービスと交換することが出来る経済の仕組みのこと。

便利なお金

僧侶の説明のイラスト

近年では硬貨の使用枚数が制限されたり手数料がかかるようになったこと、更にはカード決済やスマホ決済が普及してきたことから財布にたくさんのお金を入れて持ち歩く機会が減りましたが、スマホ決済を利用することでスーパーでの買い物やバス、鉄道などの支払いがキャッシュレス化され、お金を便利にそしてスマートに使えるようになりました。

お金があれば欲しい物を買うことも出来ますし、おいしい物を食べることも出来、世界中を旅行することも出来るのですから、私達はとても便利な経済社会にどっぷりと浸かっていて、便利で快適な生活を享受出来るのもお金のお蔭なのです。

お金を稼ぐ

当たったのイラスト

お金はいくらあっても、有り過ぎて困るという事がありませんし、たくさんあれば豊かな生活が出来ますので、誰もが頑張ってお金を稼ぎ、豊かになることを夢見ているのです。

お金は仕事の対価として入ってくるものですが、公務員や会社員は毎月入ってくる金額が決まっていますので必要以上に稼ぐことが出来ませんが、株式、不動産投資の運営などでは思いがけない大金を稼ぐことがあり、更には一獲千金を目指して宝くじを買ったり馬券を買ったりするのも、大金を手にする夢を買うためなのです。

投資のようにリスクのあるような仕事に関しては儲ける時は億万長者の気分を味わい、損する時は地獄を味わうことになりますので、地道にコツコツと働いている人の方が確実な人生を歩むことが出来るのかもしれません。

お金を使う

所有欲

お金は使う物であり使ってこそ意味のあるものになります。

将来のためにと稼いだお金をなるべく使わずに貯めるばかりしていても、結局使うことなくお迎えが来て、その後は残されたお金を巡っての奪い合いで親子、兄弟が喧嘩別れでバラバラになって不幸になってしまったという事例が後を絶ちませんので、貯金は葬儀代を残すぐらいにしておいてあまり残すことなく使うようにしましょう。

お金を自分のためだけに使うよりは家族のため、人のため、神仏とご先祖のために使いましょう。

自分だけの娯楽や快楽に使うことは時には必要なこともありますが、御札と書いて「おふだ」とも「おさつ」とも読むのは元々神様に捧げるものであったのですから、神様の為に使うことで循環するようになり、使ったお金が巡り巡ってまた戻ってくるのです。

お金を借りる

物乞いのイラスト

お金というものは働いた対価として得られるのが基本ですが、時には働くことを条件に前借りすることも出来るという便利な一面を持っています。

但しお金の持ち合わせがない時に借りるには

  • 返済期限が決められていること
  • 利息を付けて返すこと
  • 期限までに返せない時の保証人を付けること

のような条件があり、借りた時には一時的に生活が楽になっても、返済期間中は自分の生活費と返済金の両方を支払う必要がありますので、返済出来ない時に更に返済のための借金をしてしまえば借金地獄に堕ちてしまい、保証人に迷惑を掛け、自らの社会的信用も失くしてしまいます。

お金と執着

買占め餓鬼

私達はお金を基本とした経済社会で生きているのですから、お金は必需品であり少しでも多くのお金があった方が安心の生活に繋がりますので、少しぐらいお金に余裕のある人でも決して現状に満足出来ずに、「まだ欲しい」「もっと欲しい」という欲望の虜になってしまいます。

そしてたくさん持てば持つほど人にとられないように、騙されないようにと、守ろうとする意識が働き、お金に執着するあまり、自分に近づく人が居たら泥棒だと思うほど疑い深くなってしまうのです。

お金に関してはこれだけあれば充分と言う満足感が得られないので、執着すると欲望丸出しの餓鬼のようになり、常にお金を探していて、お金を見つけたら餓鬼同士で奪い合い、たとえ奪い取ったにしても燃えてしまって満足に使うことの出来ない世界なのです。

毘沙門天とお金の関係

毘沙門天とお金

毘沙門天とお金と時間を廻す循環の神です。

お金の使い方

福を焼く

毘沙門天は天部の神でありながらも人間世界の家族の姿をとり、人としての幸せを説き続けています。

毘沙門天は天界にあって父として妃の吉祥天と子の善膩師童子と共に家族の姿をとりながら、家を護り無限の福を与え続けていて、自分のためではなくて家族のために、そして人のために福を与えることから、お金に関しても家族を喜ばせるために使いなさいよと説いて居られます。

そのための福をどんどん出し続けているのが毘沙門天であって、七福神と共に福の神と言われる所以なのです。

お金は廻すもの

お金を回すイラスト

毘沙門天は干支を廻す神であり、時間を支配する神でもありますので、この宇宙が循環することによって成り立っていると同じように、お金は廻すことによって成り立ち、廻してさえいれば必要なお金が廻ってくるので、特別に執着しなくても必要なお金が入ってくることによって常に満足することが出来、執着する必要が無くなってくるのです。

必要な時には毘沙門天が必ず廻して下さるというのが毘沙門天信仰なのです。