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墓じまいとは
墓じまいとは後継者が居ないなどの理由でお墓を維持できなくなる方がお墓を撤去して更地にして墓地を返還し、お墓の中の遺骨を改葬先に移転したり散骨供養したりすることです。
墓じまいの理由
今の時代人口の減少、少子高齢化、核家族化が進行し、高齢の夫婦だけの世帯やお一人様世帯が増え続け、後継者が居ないのでお墓を管理する人が居なくなるという理由から墓じまいをする人達が増え続けているのです。
お墓というものは親から子、そして孫の世代へと家業を引き継ぎ、家業と共に家屋敷や土地、財産、そしてお墓も引き継ぐという家族制度によって成り立っていて、お墓の竿石に○○家と彫ってあるのは多くの先祖が眠り、そしてその先祖達が子孫繁栄を願っている証なのです。
人口の減少、少子高齢化、核家族化の他に晩婚化、婚姻数の減少、出生数の減少などの問題が進行し、子ども家庭庁が少子化対策として7兆円の予算を投じているにも関わらず出生数の減少に歯止めが掛からないのは対策が的を得ていないことが原因ですが、新型コロナの世界的流行によって人と人との距離が離れてしまったこと、外出を控えるようになったことの影響は大きく、そして今の時代の苦しい生活からして若い世代の人達が希望を持って子育てしていこうという気持ちになれないことからも、少子化が止まることは無いのです。
人口が減ることにより、国力の低下、生活レベルの低下、地方自治の破綻、物価の上昇、税金や医療費が上がり年金は減るなどの問題が現実となり、国としては後進国の仲間入りです。
今墓じまいが増えているのはこのような問題が現実に着々と進行しているに他ならないのです。
墓じまいに該当する人
墓じまいは普通にお墓の引っ越しをして新しいお墓に移る時に、今までのお墓を片付けることが主流でしたが、最近では主に後継者が居ない方が行うもので、後継者が居なければお墓参りをする人が居なくなってお墓の管理などが出来なくなります。
墓じまいに該当する人は
- 後継者の居ない人
- 子供が女ばかりの人
- 男の後継者が居ても継承を拒否する
- 男の後継者が居るが遠方に住む
- 男の後継者が居るが結婚しない
- 家系が絶えてしまった墓を引き継いだ
- 墓に対する価値観が無くなった
- 散骨を望む
- 墓に入りたくない
- 寺の方針が気に入らない
- 離檀したい
などで、最近では後継者の問題だけではなくて寺院の檀家から離檀したい、墓に入りたくないなどの理由の方が増えていることから、新しい価値観の人が増えていることにもよります。
墓じまいをしないとどうなる!?
墓じまいの必要性がある人が、墓じまいをせずに放置していますと、お墓の管理費が払えなくなって霊園に迷惑をかけたり、お墓の中に草木が生えて無縁仏となり、隣近所のお墓の方に迷惑をかけてしまいます。
お墓の中の管理に関してはお墓の所有者の権限であり、霊園の管理者であってもお墓の中の草木を払ったりすることは出来ませんし、隣近所の方でもしてはいけない事になりますので、霊園の管理者としては所有者や縁故者に対して連絡や催促を続けることになり、縁故者がいるような場合には縁故者にその責任が及びます。
墓じまいは誰がする
墓じまいを誰がするかについては、お墓の所有者が行うことになります。お墓の所有者とはお墓を購入した時の契約書に記載されている人のことで、実際にはお墓の年間管理費を払っている人のことです。
まれにお墓の所有者が死亡した後に名義変更されていないことがありますが、お墓の年間管理費を身内の方が払ったり、死亡者の通帳から引き落とされているような場合にはお墓の所有者が死亡者のままです。
しかし所有者が死亡者のままになっているような場合には、お墓の改葬、墓じまいなどの時に書類上の手続きが出来なくなりますので、なるべく早めに所有者を変更する必要があります。
墓じまいをする人については例えば三人姉妹で長女がお墓の所有者になっているような場合には、姉妹でお金を出し合って行うというのが人道的であり、後々の付き合いが悪くなるようなことはありませんが、誰か一人だけに押し付けられたりするような時には兄弟姉妹であっても裁判沙汰になるようなこともあります。
所有者が死亡の場合で財産が残っているような場合にはそのお金の中で行うのが筋ですが、お金に関しての醜い争いはどこの世界でもあって、お金は欲しいけれど墓は要らないようなことをしますと、罰があたるということになります。
墓じまいと仏教
仏教では先祖を敬い大切にする古来からの信仰を採り入れて先祖供養と言い、墓を作る時には開眼供養をし、墓を閉じる時には閉眼供養をします。
執着しないこと
仏教では死後の肉体は何ら執着してはいけないものであり、ヒンドゥー教でもガンジス川の岸辺で火葬して残った遺骨は全てガンジス川に流すことからも、一部の聖人を除いて埋葬したり墓を作る習慣が無いのです。
しかし私達の祖先は死後に高い山の上から子孫の者を見守っている、或いはまた同じ家に生まれてくるなどの土着の信仰や、先祖の霊が自然の中に降りてくるなどのアニミズムの考えが仏教と融合した結果として土葬が受け入れられ、墓も作られてきた結果として今の時代のようなお墓があるのです。
先祖を大切にして供養をすることはとても大切なことですが、子孫長久を願うお墓であっても何時かは必ず滅びるということを悟る必要があるのです。
諸行無常を覚るべし
「諸行無常」とは「この世の中のものは全て流動変化していて、永遠に続くものは何も無い」と説く釈迦の悟りの内容です。
私達はこの世の人や物に必死の思いでしがみつき、得た物を離そうとしない執着心があって、それらの物に執着するだけの人生で終わってしまい、死後の世界に行って初めて全てを失くしたことに気が付くのですが、実は執着した物が幻であったことを知った時には、時すでに遅しなのです。
お墓も然り、何時までも続くものではありませんし、残しても無駄な物を残しただけのこと。
霊園だでも墓じまいばかりで新規墓地が売れなくなり、年間管理費の収入が減ってしまえば経営が破綻して潰れることがありますので、高いお金を出してお墓を買った人は共倒れ。
カード一枚で空調の効いた特別室でお参りの出来る最新式の屋内型納骨堂であっても実はずさんな経営で、経営破綻した納骨堂がニュースとなっていますが、ビルの維持管理など考えても50年先のビジョンなど全く無しで多額のお金を集めては管理会社に丸投げし、次を作ることを繰り返している現実を知るべきです。
お墓は金儲けのビジネスに利用されているだけです。
供養の心
私達は神仏の加護に対して感謝の気持ちを表すと共に、命の御縁を頂いた御先祖に対しても感謝の気持ちを手向けることは仏教徒として大切な事であり、天の世界や浄土の世界では他の幸せを願い、称賛することによって永遠の平和を実現していることから、私達もまた生きている人達の幸せを願うのはもちろんのこと、先祖に対しても供養の心を手向けることで先祖の世界と私達の世界がつながるのです。
家庭に仏壇があって神仏と先祖を祀って供養すると同じく、墓で先祖を祀ることは感謝と供養の実践の場として素晴らしいことです。
しかしお墓というものは後継者である子孫が何時までも続くという事が条件ですから、子孫の者が続けば問題ありませんが、今の時代は子供が居ても遠い場所に住んでいたり、お墓の価値観を否定したりで続くという事が困難になっています。
ましてや子供が女ばかり、或いは子供が居ないという世帯も多く、後継者が居ない場合には、墓じまいがやむを得ない選択肢になります。
お墓があっても無くても供養の心さえ忘れずに持っていることが出来るのなら、お墓という形は必要ないのです。
霊園、墓地、寺院墓地での墓じまい
全国にはいろんな種類のお墓がありますが、お墓の管理者である霊園や墓地、寺院墓地などによってお墓の契約や規則が違いますので、墓じまいの仕方が違ってきます。
公営霊園の墓じまい
公営霊園とは市町村などの公的な立場で作られた住民の福祉を目的とした霊園なので、
- 対象地域の住人が平等に利用出来る
- 利益追求ではないので全ての料金が安い
- 交通の便が良い所にある
- 公的な霊園なので経営破綻する心配が無い
- 事務的な対応が丁寧
- 園内の管理が行き届いている
- 寄付金や行事の案内が来るようなことが無い
- 園内でトラブルがあった時でも真摯に対応してくれる
- 書類さえ揃っていれば墓じまいは何の問題も無い
などの特徴があり、墓じまいするにしても書類さえ揃っていれば何の問題もなく進められますし、合葬墓の施設を併設している場合には、墓じまい後の遺骨の改葬先として安価にもしくは無料で利用出来ますので、誰もが安心して利用出来る霊園です。
民間霊園の墓じまい
民間霊園とは民間の業者が運営している霊園ですから、庭園墓地や芝生墓地、洋風墓地など特色ある運営が多く、公営霊園よりも圧倒的に数が多いことから、公営霊園の空きが無い、もしくは自宅から遠いなどの理由で少し値段が高くても自宅から近い距離にあって綺麗で通いやすいなどの理由で墓地を購入する人がたくさんいます。
民間霊園では休憩設備や法要の設備、園内の植栽などが充実していることが多く、そういった事が案外契約のきっかけとなるようです。
民間霊園で管理事務所に常に人が居るような所では墓じまいに関してのトラブルは少ないようです。
但し使う石材店が決まっている指定石材店の制度がある霊園では他の石材店との競争が無いために、墓じまいに関しては高めの見積りが出る傾向にあり、トラブルの元になることがあります。
寺院の墓じまい
江戸時代から続く檀家制度の名残で寺院の敷地の中にお墓があって、本堂では法事や葬儀をしている寺院が多く、全国にある寺院の数はコンビニの数よりも多いそうです。
僧侶の仕事は法事、葬式、戒名を付ける、墓の管理、供養などで葬式仏教と言われてきましたが、それでも人々の先祖に対する敬虔な信仰心を満足させる役割を果たしてきました。
しかし近年では少子高齢化や人口の減少のスピードがとどまることを知らず、後継者の居ない人達が増え続けた結果として寺院の檀家の減少や墓じまいの増加という問題に直面しているのです。
寺院では墓じまいを希望する人のために永代供養や合葬墓などの施設を作ったりして対応している所もありますが、対応の出来ていない寺院が相当数存在していますので、散骨の相談を受けても了解するしかないのですが、中には散骨すれば「罰が当たる」「地獄に堕ちる」などの脅し文句を言われて、墓じまいが暗礁に乗り上げてしまったという人も数多く居るのです。
墓じまいを頼むなら
墓じまいはお墓を片付けることと、遺骨を改葬することの両方の費用が必要であり、かなりまとまつた費用が必要なことから、安価で安心して頼める所に依頼したいものです。
墓じまいの相談
墓じまいが必要でしたらまずは私にご相談下さい。
やすらか庵の僧侶をしていますが、NPO法人やすらか庵の代表もしておりますので、墓じまいの時にはお墓を拝んだり、お墓の見積、墓じまいの相談などどんなことに対しても対応致します。
寺院、墓地、霊園、石材店、葬儀社の裏事情などを全て把握していますので、どんな事でも必ず解決いたします。
墓じまい相談専用電話043-228-1480
やすらか庵の墓じまい
やすらか庵の代表である清野はNPO法人やすらか庵の代表もしていて、墓前で拝むことも致しますが、スタッフと共に実際の墓じまいの施工もしています。
後継者が居ないなどの理由でお困りの方が多く、御先祖様のお墓をどうするかという問題は今後ますます増えてきます。
何とかしないといけないと思いつつも解決策が見当たらず、悩み続ける間に歳を重ねてしまうのです。
墓じまい無料見積り
手を合わせ続け、代々受け継がれてきた供養の流れを止めてしまうことの罪悪感を持つ方の心の重荷を取り除くことが大切な使命とし、やすらか庵ではご先祖様に感謝しつつ、無縁仏にすることなく、納得のいく方法での墓じまいの実践を続けています。
やすらか庵では主に東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城県で墓じまいをしています。
無料見積り致します…墓じまい無料見積り