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生前戒名とは
戒名は亡くなってから頂くものだと思われていますが、本来は仏門に入った者がその証として頂く名前であり、生きている時に戒名を頂いて修行に励むのが仏教徒の務めなのです。
戒名と法名
戒名とは仏門に入った者が釈迦の弟子として仏の世界で生きていくために、俗世間の地位や名誉、そして欲望を捨て、人間関係も捨てて入ることから、生まれ変わって生きていくという意味で師僧から新たな名前を頂き、法の流れを受け継ぐと共に新たな人生を歩むのです。
そういう意味での戒名は本来、「法名」と言われ、法を受け継ぐ者に与えられた名前なのですが、戒名とは戒律を守りますよという者に与えられた名前であり、戒律を守らないと意味が無いのです。
死後に戒名を貰うことについて
仏道は守るべき戒律が厳しく、俗世間の在家の生活の中で守ることが困難であること、煩悩に満ちた現世の中で欲望を捨てることが出来ない、修行をする時間が取れないなどの様々な理由で仏門に入る人は少なく、師僧が必要なことなどの理由で、入りたくても入れない人も居ます。
その点、亡くなった時は人としての欲望も無くなっていますので、仏門に入る絶好のチャンスが訪れる訳で、しかも輪廻転生の生まれ変わりや極楽浄土を目指すのであれば、この機会に仏門に入るしかないのです。
チベットでは死者に対して、死後から四十九日まで毎日師僧による魂の導きの読経が行われ、魂が解脱することや良い世界に転生することを目指します。
輪廻転生の秘密を解き明かす…チベット死者の書-死後の世界の詳細と解脱、転生法
チベットの仏教の信者は生前中から熱心な人が多く、読経や修行を欠かせない生活をしているのですが、それでも死後に魂を導く必要があるのは、死後の世界の進み方が如何に大切かということを物語っているのです。
生きている時に仏門に入るのが原則
私達が生きている人間界は六道の世界の中でも上から二番目の世界であり、輪廻転生があるとすれば人間の世界に生まれてくるというだけでも相当に徳を積まないと出来ないことであり、地獄や餓鬼の世界に生まれ変わったとしたらもう上の世界に上がることなど不可能に近くなってきます。
仏道の修行をするのに最も適した環境があるのは人間世界であり、私達が人間に生まれたというだけでも有難い事であるのに、折角仏道の修行のチャンスがあるのですから、出来る限りのことをしておいた方が最終的には自分のためということになるのです。
従って本来仏門には生きている内に入門して修行に励む必要があり、仏門に入った時の名前が戒名なのですから、
戒名は生きている者が頂くものであり、生前戒名を頂くことはとても素晴らしいことなのです。
逆修とは
生前戒名は「逆修」とも言ってとても縁起の良いことだとされて、生前戒名を頂いた人は長生きするとも言われます。
生前戒名で位牌を作る場合は、戒名が〇〇△△信士でしたら△△の部分を朱色の文字にしておけば、まだ生きていますという印になり、お墓に戒名を刻む場合でも同様に△△の部分を朱色の文字にします。
諸行無常信士という戒名でしたら「無常」の戒名の部分を朱にします。
生前戒名の授与
生きている内に仏門に入り、仏教に根差した生活を実践すれば今までとは違ったワンランク上の考え方や物事に対する取り組み方を身に付ける事が出来ます。
高野山真言宗やすらか庵では
一人でも多くの人が仏道を目指し魂の向上を目指して頂ければという思いで御座います。
生前戒名を頂くからには戒律を守るように努力して下さい。
仏縁は天から頂くものであり、頂いたご縁を大切にすれば、必ずまた次の良いご縁につながるものなのです。
高野山真言宗やすらか庵では生前戒名を授与しています。
生前戒名は2万円です。
生前戒名の料金、御布施
戒名であれ生前戒名であれ、特に格式の高い寺院から頂こうとすれば相当な費用が掛かります。
戒名の料金の相場としては戒名のランクにもよりますが、3万円~100万円程度まであり、同じ宗派でも寺院によってそれぞれ違いますし、一般的に公開されることはありません。
金銭的に苦しい方のために「お気持ちで結構です」という戒名のランクがある事がありますが、それでも○万円以上と言われることが多いのが現実です。
戒名料を包む時の不祝儀袋には「戒名料」「御布施」が一般的です。
高野山真言宗やすらか庵の生前戒名付き位牌は3万円
高野山真言宗やすらか庵では生前戒名を付けて位牌を作り、出来上がったお位牌を宅配便でお届けする費用一式を3万円のお布施で受け付けています。
生前戒名の場合には戒名の部分に「朱」を入れますので、生きている人だとすぐに分かります。
亡くなった人に戒名の授与
亡くなった方に戒名を付けてあげたい、お葬式をしていないからせめて戒名を付けて位牌を作りたいなどのご要望にお応えいたします。
戒名授与、位牌作成、開眼供養、送料込みで3万円
高野山真言宗やすらか庵では信士、信女の戒名を付けて位牌を作り、開眼供養-魂入れをしてお送りする、ここまで全てが含まれた料金は3万円です。
位牌は3種類から選べます
塗り 黒檀 紫檀
蓮華付春日は金縁がしてある一般的な黒塗りの木の位牌です、最も普及しているタイプですので、違和感が無いと思います。
黒檀はとても硬い木で、高級家具や仏壇などにも使われ、木目が見え、自然な感じがいたします。
紫檀もとても硬い木で、高級家具や仏壇などにも使われ、木目が見え、自然な感じがいたします。
3寸のお位牌は大きさ的にも手ごろな大きさで、団地やマンションなどの小さな仏壇や祭壇にお祀りするのに最適です。
☆高野山真言宗やすらか庵では3寸の位牌を基準にしていますが、少し大きめな一般的な仏壇の中にお祀りしている位牌のサイズは4.5寸程度になっています。他の位牌とサイズを合わせたい、もう少し大きめの位牌が欲しいというご要望にもお応え出来ますので、どうぞお気軽にお問合せくださいませ。
有料オプションで位牌の大きさを変更できます
他の位牌と同じ大きさにしたい、仏壇が大きいのでもう少し大きな位牌にして欲しい、などの御要望にお応えしてわずかな差額で位牌の大きさを変更できるように致しました。
一人用、2人用が選べます
一人用位牌とは1つの位牌に一人分の戒名を記入し、二人用位牌とは夫婦で二人分の戒名を記入します。夫婦の方で先にお亡くなりになった方だけの戒名を入れて位牌を作成し、横を空けておくということも可能でございます。
また夫婦であっても一人用位牌を1つずつ作って並べることも多く、二人用位牌に一人だけ戒名を入れると何となくバランスが悪い気もいたしますし、次に亡くなる人を待っているようで嫌だという方もおられます。
既に亡くなられた夫婦の位牌を作る場合には全く気にすることがありませんが、中には気にする人もおられますので、一人用位牌を先に作っておいて、後で二人用位牌に作り直すということも可能です。
元々戒名は生きている時に付けるべきものであり、生前戒名を頂いて予め刻んでおく時には、戒名にあたる部分に朱を入れる(そこだけ赤くする)ことで存命中であることを表します。
通常は黒い位牌でしたら文字に金色を入れるのですが、戒名の所だけ朱を入れるのです。
有料オプションでデザイン位牌もあります
現代的なデザインで、仏壇の中に入れなくても位牌だけでお祀り出来ます。どの位牌も5千円程度の追加料金でご利用になれます。寸法は3.5寸で高さは約13.8cmで御座います。
もっと詳しく…戒名付きデザイン位牌
納得の戒名にいたします
戒名はほとんどの場合が一方的に与えられるものですが、高野山真言宗やすらか庵では戒名を授与するに際し、故人様のお人柄をお伺いし、またご要望があれば極力採用するように心掛けております。
一生大切にして頂く戒名ですから、理由あって頂く戒名ですから、納得いく戒名が頂けるという事はとても大切なことだと思います。
開眼供養(魂入れ)してお渡しいたします
戒名を付けて位牌を作っても、開眼供養-魂入れをしていないと只の板切れと同じことです。故人様の魂を入れてこそ礼拝の対象として末永くお祀りしていくものになります。
高野山真言宗やすらか庵の位牌は拝み込み-魂入れをしてからお渡ししていますので、すぐに家庭の仏壇や祭壇でお祀りすることが出来るのです。
戒名の証書もお付けしております。
ある意味位牌は故人様の魂であり、依り代であり、守ってもらうために、そして感謝するためにあるのです。
戒名が必要で、大切にしてくださる方への企画でございます。宗旨、宗派に関係なくどなたでもご利用になれます。
戒名をもらったからと言って、檀家になったり、寄付を要求するようなことは一切ありません。
☆専用お申込みフォーム 信士、信女の戒名付位牌のお申込みフォーム