成仏とは
そもそも成仏というものは、仏に成るということで、仏とは悟りを得た人のことです。
悟りについて
成仏して釈迦と同じ悟りを得るということは私達凡人には到底無理な話で、釈迦は難行苦行もいたしましたが、生まれ変わり死に変わりである輪廻転生の前世の中でも修行を繰り返しておりますので、私達は釈迦の足元にも及びません。
釈迦の悟りの境地を目指して多くの人達が修行をしましたが、釈迦の後を追う仏が中々出てこないことからも、簡単には仏になれないことが分かります。
私達と成仏
私達が普通に成仏といっているのは、死んであの世に行くという意味で使われており、宗派によって死後の世界としては極楽浄土や密厳浄土などの様々な浄土に行くことが成仏なのですが、無条件にはいくことが出来ない場所でもあります。
阿弥陀如来の極楽浄土にしても現世で悪事を働いてはいけないことは当然のことですが、阿弥陀如来への強い信仰と念仏行が必要になってきます。
魂と成仏
私達の肉体は骨も含めて滅び行く運命であり、浄土に行く本体は肉体では無くて魂でありますので、たとえ散骨して骨が無くなったところで魂の成仏には関係の無い事です。
釈迦も死後の肉体にはこだわらないようにと遺言されましたが、そういう意味では散骨は肉体に一切こだわらないという、正しい方法です。
しかしながら私達は土着の信仰を受け継いだ名残として、故人様が亡くなってからは魂を位牌に付けて遺骨の入った骨壺を家やお墓まで誘導するのですから、たとえ魂の抜けた抜け殻であっても遺骨を大切にしてきたのです。
遺骨は何と言っても亡き人の体の一部であり、愛着のある人にとっては大切なものであるので、散骨する場合には、少しだけ手元に残すか、位牌を作るかで、故人様の供養が出来るようにしておけば、お墓の問題で苦しむことはありません。
やすらか庵では単なる散骨ではなく、散骨供養として次のような方法を提案しています
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