頑張るとは

頑張るイラスト

頑張るとはどんな困難があったとしても諦めることなく目標に向かって努力し続けることです。

頑張れニッポン

頑張れニッポンのイラスト

「がんばれ!ニッポン!」は公益財団法人日本オリンピック委員会の登録商標なのだそうですが、東京オリンピックの時にはよくテレビで見た記憶があります。

東京オリンピックは開催国であるということもあって、国家をあげての祝賀ムードで盛り上がっていましたが、さすがに1964年開催の時には我が国は戦後の復興という大きな流れの中にあって、国民全部が豊かさを目指して世界に向かって羽ばたこうという気概があり大変に盛り上がっていましたが、さすがに2020年の時には新型コロナの影響もあり、今一つ盛り上がりに欠けていたように思います。

我が国は現在、少子高齢化、人口の減少が進行し、国力は落ちるばかりで、国際的にも先進国と言われてきましたが今では後進国になりつつあります。

社会的にも経済的にも落ちるばかりの日本ですから、頑張れニッポンはオリンピックで終わりなのではなく、これからの課題なのです。

頑張る美学

広島原爆ドームのイラスト

我が国は第二次世界大戦では一般市民を含めて310万人の犠牲者が出たとされ、広島、長崎の原爆投下、都市部の爆撃などによる国土の荒廃はすさまじく、原爆の爆撃地には50年は草木も生えないと言われていたのですが、耐え難きを耐える国民性の故に一致団結した日本人は、戦後の復興のためにと頑張り続けてきたのです。

今の豊かな時代は戦前戦後の人達の努力の賜物であり、たとえ自分は苦労しても子や孫には楽をさせてあげたいという思いから来ているのです。

どんなに辛くても苦しくても頑張り通すことは美学であり、たとえ頑張り過ぎて病気になったり短命であっても努力したことは称賛されるべき事なのです。

頑張らない世代

親の脛をかじるイラスト

平成の時代が戦争の無い平和な時代だったこともあり、令和になった今の時代は戦争を知らない若い世代が活躍する時代になってきました。

戦前戦後の昭和生まれの世代と違って近年の若い人達は仕事にこだわりが無く、スマホで仕事を見つけるフリーターや、就職していてもスマホで転職先を探すなど、仕事に対してこだわりの無い人がたくさんいます。

無理して頑張らなくても生活は何とかなるので、自分の時間を大切にして自由を楽しみ、自由を束縛される結婚はしない、結婚しても夫婦別姓、子供は不要という人達が増えているのです。

一昔前までは貧乏で苦労が多くても子だくさんで賑やかな家族幸せの形であり、親は子の成長に生き甲斐を感じ、爺さん婆さんは孫の成長を喜ぶという幸せの形が今の時代、確実に変わりつつあるのです。

少子高齢化や核家族化、人口の減少が進行している我が国の現実として頑張らない世代が増えているのです。

師僧の言葉

毘沙門天は勝負必勝

私の師僧は毘沙門天祈願の時に常に信者に対して「頑張りなさい!、頑張るとは楽しい事をたくさんするということです」と説いていました。

頑張るとは苦しい事を我慢するのではなくて、楽しい事をたくさんしなさいと言っていたのです。

楽しい事とは自分一人が楽しいことではなくて、相手を喜ばせること、相手を楽しませることなのです。

天の世界でも極楽浄土でもそこに住する者達は相手を喜ばせることが自分の喜びですから、欲望としての自己満足の喜びではなくて、相手を慈しむ喜びにレベルアップすることが大切なのです。