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夫婦円満とは
夫婦円満とは夫婦の関係が仲良く平和で穏やかであること。
夫婦円満の秘訣
喧嘩ばかりしている、或いは全く会話の無い夫婦の家庭では仕事が上手くいかなかったり、病気や怪我、事故などの災難がが次々と起こりやすい傾向がありますが、これは怒りの感情や憎しみの感情に支配されることによって正しい判断が出来なくなったり精神を病んだりすることが原因であり、何をやっても上手くいかない状態になってしまいます。
その反面夫婦が円満な家庭では少々の困難があっても二人で協力して乗り越えることが出来ますので、何事も順調に展開していくのです。
夫婦円満の秘訣である「挨拶」「日常会話」「ありがとう」について説明します。
挨拶をすること
「おはよう」「行ってきます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「お帰り」などの挨拶が普通に出来ることはとても大切な事で、これらの挨拶の後から普通の会話が始まるのですから、コミュニケーションの手段としての挨拶はどちらが先に言うかではなくて、どちらも率先して言うべきです。
相手が挨拶したら自分もする、ではいけません。
態度が気に入らないから挨拶しない、もいけません。
相手からの挨拶が返ってこなくても怒ってはいけません。
ただこちらからするだけ、が挨拶の基本なのです。
日常の会話が普通に出来ること
日常の会話はテレビの話題、ニュースの話題、近所のうわさ、天気のこと、仕事や職場、学校のことなど、どんなことでも構いませんし、大した話題で無くても構いませんから、何でも話をすることです。
相手の話をちゃんと聞いてから自分の意見を言うのです。
価値観が違っていて当たり前ですから相手の意見を尊重し、自分の意見を押し付けてはいけません。
一方的に自分の話をしてもいけませんし、相手の事を否定してはいけません。
相手の話を遮って自分の意見を述べることや相手を無視すること、「うるさい」「黙れ」などの言葉はモラハラになります。
気軽に話が出来る関係とは何の気兼ねも無しに相手と話が出来るという事であり、自分の言葉で相手が怒るのではないだろうか、キレるのではないだろうかなどと考えながらの会話は苦痛になるだけです。
ありがとう
「ありがとう」の言葉は誰と居る時でも良い関係を築くことが出来る潤滑剤です。
常に相手の行動、気遣いに対して「ありがとう」の言葉を述べていれば決して悪い関係になることはありません。
自分が為したことに対しての感謝の言葉というものはとても嬉しいものであり、その感謝の言葉をお互いに掛け合うことが夫婦円満の秘訣であり、自分の方から「ありがとう」を言うけれど、決して相手から「ありがとう」を聞いたことが無いという関係であっても性格的に言えない人も居るでしょうから決して強制してはいけませんが、相手からの「ありがとう」が無いからといって、言うのを止めたなんてケチ臭いことをしてはいけません。
毘沙門天と夫婦円満
毘沙門天は妃の吉祥天と子の善膩師童子と共に夫婦、家族の姿をとる家族神であり、家族としての幸せを説いています。
家を守ること
毘沙門天は鎧兜に身を固めて武装していますが、相手と戦って滅ぼすためではなく外敵から守る姿であり、家の中に外敵を入れることなく家族が平和で安心出来るようにしているのです。
家と家族を守るのは力の強い男であり父の役目なのです。
正しい智慧
毘沙門天が左の手に持っているのは宝塔で、仏教の経典が納められているそうです。
経典は悟りに至るための智慧、大宇宙の真理であり、物事に対する善か悪かの正しい判断を下すための智慧を授けてくれるものです。
家族の者が常に正しい方向に向かうようにと正しい智慧で判断するのが毘沙門天の役目です。
幸せを授ける
毘沙門天が右の手に持っている如意棒は様々な幸せを出す法具です。
家族の者が幸せに暮らすことが出来るように、平和であるようにとの思いで幸せになるものを出し続けているのですが、それは「ありがとう」の言葉或いは挨拶、コミュニケーションでもありますし、以前から欲しかった物かもしれませんし、お誕生日のプレゼントかもしれませんが、相手が喜ぶものなのです。
吉祥天と夫婦円満
毘沙門天の妃である吉祥天が左手に持っているのは如意宝珠で、思いのままに宝物が出てきます。
自分が出しゃばることを決してせずに毘沙門天を支え、子の善膩師童子に対しては優しさと慈悲の心で接し、家族に対しては女性ならではの思いやりの籠った宝物を出すのが吉祥天の役目です。
善膩師童子は父母を敬い、正しい智慧を学ぶことによって父母の愛情に応えます。