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ペットの遺品
家族の一員として暮らした最愛のペットの遺品を片付けることが出来ない方がたくさんおせれます。
ペット遺品とは
亡くなったペットが実際に使っていた服やソファー、ゲージ、餌入れなどや、使うつもりで買っていた物などの全てが遺品になってしまいます。
ペットロスというものは、愛するペットが亡くなったことを受け止める事が出来ない、或いは亡くなったショックで何もすることが出来ない状態になることですが、まだそこに居るような気がするからこそ片付ける事が出来ないのです。
ペット遺品の処分法
ペットの遺品の処分方法としては
- 捨てる
- 他のペットのために使う
- 誰かに差し上げる
- 売る
- お焚き上げ
があり、他にペットを飼っているのであれば他の子のために使えば無駄になることがありません。
ただし他の子のために使う物は綺麗な物だけにして、汚れているような物に関しては思い切って捨てましょう。
誰かに差し上げるのでしたら未使用の物にして、ある程度親しい人で理解のある人に差し上げます。
亡くなったペットの形見の品は、場合によっては縁起が悪いという事で喜ばれないようなこともありますので、理解のある方に限定しましょう。
売るのは未使用の物だけにして、高値で売れなくても、誰かのペットのために使ってもらえることで生かされるという気持ちがあればすんなりと処分できます。
お焚き上げはどうしてもこれだけは天に届けて欲しいというものにして、例えば首輪とかお気に入りの服などを届けて差し上げれば喜んでくれます。
ペット遺品の片付けの時期
ペットが亡くなってすぐに片付けできる人も居ますが、大抵は放心状態が続いてしまって、中々片付けできずにいるものです。
人の場合でしたら四十九日が来たらお遺骨を納骨しますので、それまでに一通りのお片付けを済ませるのですが、ペットの場合にはそういった節目が無いので、何時したら良いのか分かりません。
遺品の片付けの時期としては何時ということではなくて、心が落ち着いてからで結構です。
心が落ち着く時期は人によって違い、何年もペットロスに悩む人も居ますが、大体は一年ぐらい経てば落ち着いてくるようになります。
毎日供養する事
悲しむ時は大いに悲しみ、祈る時には必死で祈ることが大切で、可能であれば亡きペットのために祭壇を設けて毎日祈り、語り掛けてあげて下さい。
そうすればお片付けの時期や遺骨の散骨の時期などは亡きペットが教えてくれます。
祭壇に向かって「もうそろそろいいですか?」という語り掛けを続けていれば必ずその時期が分かるはずです。
ペットの位牌
人と同じように礼拝の対象としてペットの位牌を作ることもあります。
ペットの位牌の意味
ペットの遺骨を寺院やペット霊園の納骨堂などで供養してもらっている時には位牌とセットになっている事が多く、場合によっては戒名をもらうこともあります。
位牌というものは霊の依り代であり、霊が降りて来る止まり木のような物ですから、亡くなったペットの供養をして差し上げようと思ったら位牌も必要になります。
ペットに対しても人と同じように供養をしてあげたいと思うのは思いやりの気持ちの現れかもしれません。
菩薩の救済はありとあらゆる生き物に対しての救済であり、私達も今は仮に人間の姿をしているけれど、輪廻転生の輪の中では、六道の中の何に生まれ変わるかはだれも分からないのであって、そういう意味では動物や餓鬼の供養をすることは自分達の供養にもつながるのかもしれません。
大事にされてきた証としての位牌
ペットは家族の一員で、家族として生活してきたのですから、たとえ亡くなったにしても人と同じで、個別の火葬を利用して骨壺に納められ、さらには戒名まで付けて位牌を作ったりと、至れり尽くせりなのですが、それだけ人と同じように大切にされてきたということの証なのです。
ペットの位牌は何時まで祀る
ペットの場合でもペット霊園を併設している寺院では人と同じように法事をしていますから、三十三回忌が最後の法事になるのでしょうから、その時に位牌の役目が終わるということになります。
ご自分で作られた位牌を持っておられる方で、法事などはしないという方は、年月が経ったので思い出す事が無くなったとか、新しい子を迎えたので心が落ち着いたなどのような機会に位牌の役目を終えればよろしいのではないでしょうか。
ペットの位牌、遺骨は次の世代に渡せません
家族の一員としてのペットであっても血の繋がりはありませんので、位牌や遺骨は次の世代の後継者に渡すということはしてはいけませんし、するべきではありません。
ペットと共に入れるお墓でしたら共に入り、位牌はお焚き上げ供養します。
また後継者の居ない人でしたらペットと共に入れる樹木葬がおすすめです。
後継者不要、ペットと共に入れます…一人でゆっくり入れる永代供養付5万円の樹木葬
ペット遺品、位牌のお焚き上げ
ある程度の気持ちが落ち着いたら、或いは気持ちを落ち着かせるためにお片付けの一環としてお焚き上げの利用は効果的です。
家族の一員だから
家族の一員としてずっと一緒だったペットは、亡くなってみると改めて如何に大切な存在だったかが分かります。
人と違って決して裏切らない存在で、忠実で、いつも一緒に居て当たり前で、癒され続けたペットであるが故に亡くなってからの心の喪失感は大きく、片付けなどが何も出来ないという状況に陥ってしまいます。
まだ傍にいるような気がすればするほど片付けられないもので、いざ片付けるにしても捨てられないものです。そんな時はお焚き上げをご利用ください。
お焚き上げの実際のペット遺品は
やすらか庵のお焚き上げ供養に郵送などで送られてくるペットの遺品は
などです、使っていたものもありますし、未使用の物や、病気が良くなったら使おうと買ったけれど使っていないものなどがあります。
亡くなったペットのために買ったものですから、誰かに差し上げることも出来ませんし、残しておいても使いませんし、ゴミとして捨ててしまうのは忍びないものです。
お焚き上げすることによって、大切なものを亡きペットに届けて差し上げます。
天に届けて差し上げることで必ず亡きペットは喜んで下さいます。
こういった心遣いが出来るのがやすらか庵のお焚き上げ供養なのです。