位牌の処分

位牌とのお別れ-仏壇が無い場合

位牌は亡き人の供養のために礼拝の対象としてお祀りするもので、最初に開眼供養していますから、不要になったからと言ってゴミに出すようなことはせずに、閉眼供養して処分、もしくはお焚き上げを利用しましょう。

位牌の役割

古い家に行きますと大きな仏壇があってその中にはとても古い位牌がたくさんお祀りしてありますが、毎日お茶湯や仏飯を供えたりお勤めしたりして、ご先祖のことをとても大切にしているのです。

大体何処の家でもそうですが、複数の「個別に戒名が書いてある位牌」と1つの「○○家先祖代々」という2種類の位牌があって、「個別に戒名が書いてある位牌」はまだ法事が残っている方であり、「○○家先祖代々」は遠いご先祖様ということになるのです。

亡き人の法事をする時の位牌は、法事がある度に仏壇から取り出されて祭壇の一番上にお祀りして法事の主人公になる訳で、33回忌もしくは50回忌を迎えるまでは○○さんの〇回忌ということで個別の法事をします。

法事が近年では33回忌まで行えば終わりとする考え方が定着していますので、33回忌の法事が済めば位牌としての機能を果たしたということになります。

位牌の閉眼供養

それでは33回忌を過ぎた位牌はどうしたら良いかと言いますと、もちろんそのままお祀りしていても構いません。

お位牌が仏壇の中にたくさんあるようでしたら、ご先祖様がまとめて記載できる過去帳位牌繰り出し位牌などに移し替えて今までの位牌を閉眼供養すると共に移し替えた位牌を開眼供養してから今までの位牌はお焚き上げ供養するのが丁寧な方法です。

閉眼供養の頼み方

閉眼供養は僧侶に来てもらうか寺院に持ち込んで供養してもらいます。

閉眼供養の御布施は1~3万円程度で、「御供」「御布施」で構いません。

可能であれば閉眼供養とお焚き上げの両方をしてくれる所に頼めば一回で済みます。

高野山真言宗やすらか庵では郵送や宅配を使ってお焚き上げ供養に出すだけで閉眼供養も同時にしてくれますので助かります。

閉眼供養が済んだ位牌は処分と言うことで構いませんが、礼拝の対象として長年使ってきたものだけに、なるべく他のごみと混ざらないように、そして白い紙かタオルで包むなどの配慮は必要です。

位牌のお焚き上げ

お位牌をお焚き上げ供養に出す時には必ず閉眼供養してくれる所に出しましょう。

お焚き上げ自体は魂を天にお還しする儀式ですが、位牌の一番丁寧なお還しの仕方は閉眼供養してからお焚き上げ供養する方法が最も丁寧な方法です。

位牌をお焚き上げに出す時には出来ましたら最後の勤行を済ませてから合掌して仏壇から降ろし、半紙に包んでから出します。

お清めとして塩をほんの少量一振りしても構いません。

位牌は亡き人の魂が天から降りて来る依り代ですので、くれぐれも粗末にしないようにしましょう。