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曰く因縁とは
「曰く因縁」とは「物事の背景にある込み入った事情や深い訳」のことで、「曰く付きの物件」という言い方は事故や事件があった、幽霊が出るなどの住居のことを言います。
曰く因縁の品、訳アリ品
曰く因縁の品、訳アリ品とは事情を説明すると怖くなるような品物のことです。
- 人を切った刀
- 首吊りをしたロープ
- 事故死した人が持っていた物
- 孤独死した人の傍にあった物
- 鎧兜
- 盗掘品
- 窃盗品
- お墓の中にあった物
- 古い人形
- 代々伝わる書
- 代々伝わる絵画
人の死や苦しみ、盗みなどの犯罪に関わるような品が多いのですが、どんなに高価な品や良い品物であっても、話を聞けば引いてしまうような物ばかりですが、話を知らなければ何ともないのかもしれません。
しかし意外にもこういった訳アリ品に関しては、不思議と欲しくなるような秘めたる危険な要素を持っているので、衝動的に欲しくなったりしますが、持ち主が全て不幸な結末にっなてしまったりするものです。
寺院物は要注意
骨董品の神仏像などは物だと言えば物として実際に売買もされていますし、オークションなどでも普通に手に入れることが出来ます。
神仏像は時代が古ければ古いほど線香やロウソクの煤が染みついていたり、多くの人に礼拝されて独特の良い表情をされていたりして、味わい深くなっていて、衝動的に欲しくなってしまうものです。
しかしそういった物の中には、曰く因縁の付いた物が非常に多く、持っていたら不幸になったなどのことが実際にあるのです。
特に寺院が出所の神仏像などは寺院で祀って毎日拝まないといけないものがありますので、そういう神仏像は素人が鑑賞目的で飾っていることは良くありません。
廃寺になった寺院からの流失品も結構オークションに出ていますし、石仏などは盗難品ではないかと思われるものも出品されています。
事情を知らずに手に入れることはとても危険なことで、精神が病んでしまう人がたくさん居ますので、こういった物に関しては安易に手放すと余計に悪い結果になることがあります。
悪い念とは
また実際に人を切ったような刀も持っているだけで不幸になってしまうこともあります。
悪い念には悪い神に由来するものと人の恨みなどが積もったものがあり、人を苦しめて楽しんでいるような人には悪い神が憑りつきますが、神仏像や人形などに憑りついたりすることもあります。
ある意味住んでいる人の気分が暗くなれば部屋の雰囲気が暗くなり、何もかもが陰気臭くなればますます気分が暗くなることの悪循環であり、そういう環境には悪い神や悪い因縁が憑りつくことになってしまいます。
物に憑く悪い念は、その物に付いている限り悪い影響を与え続けますので、持ち主が変わってもその持ち主にまで影響を与えてしまいます。
物に憑くということは位牌と同じでその物を「依り代」としますので、開眼供養のしていない神仏像や置物、人形、絵画などが依り代になり易いです。
友人から頂いた絵画のせいで体調が優れない、不幸が続くなどの事が実際にあるのです。
悪い念が憑くと
私達の心と体は太陽の光を受けることによってプラスのエネルギーに満ち溢れ、それが生きる力となり、活動する力にもなります。
また昼間でも暗い所ばかり好む人は活気が無くて不幸ばかりが続き、死ぬことばかり考えるようになってしまいます。
悪い念を受けている人はまさに昼間でも暗い所ばかり好むようになり、人と接することを嫌ったり、攻撃的になったり、自分の事しか言わない、人の言う事を聞かない、意味不明の言葉を発するなどの症状が出ます。
悪い念が付いた物は人に差し上げない事
悪い念が付いたと思われる物を、自分の手元から放したい一心で人に差し上げることは止めましょう。
差し上げてはいけない理由
自分にとって悪い影響を受けているからという物を人に差し上げることは不純な動機であり、良くない事であります。
また悪い念が付いているかどうか分からないから人に差し上げればスッキリするかもという考えも同様です。
どうしても使わないいけない物で悪い念が付いた物はお祓いをするという方法もありますので、一度ご相談くださいませ。
処分の方法
曰く因縁の物であってもオークションで手に入れたものならまたオークションで売るという方法もあります。
何故なら曰く因縁を感じる人ばかりではないからで、そうでない人もたくさん居るからです。
置き方や使い方、祀り方などが悪かったのかもしれませんし、そもそも御縁が無かったのかもしれません。
必要とする人、或いは使うことの出来る人に使ってもらえば良いのかもしれません。
悪い念が付いた物はお焚き上げ供養に
こういう時にはお寺のお焚き上げ供養を利用しましょう、悪い縁を切るという事、そしてこのように悪の依り代とっなてしまったものに関しては一旦消して灰にしてしまうことが最良の方法です。