須弥壇とは

須弥壇の写真

須弥壇とは寺院に於いて仏像や厨子を祀るために一段高くしてある祭壇の事であり、仏教の世界観である須弥山を模したもの。

仏壇の中の須弥壇

仏壇の扉は何のため

家庭で使われる仏壇の中で仏教の世界観である須弥山を表している部分を須弥壇と言い、須弥檀の上部に本尊や位牌を祀るようになっています。

本尊が居られる清浄なる浄土の空間を表すために仏壇の上部には瓔珞(ようらく)や吊り灯篭、金箔の壁などが配置され、本尊を恭しくお祀りするための装飾が施されているのです。

家の中に仏壇という荘厳な空間を配置することで御本尊と御先祖の守護を得て、そして日々の守護に対して感謝する場として機能するのです。

仏壇は購入した時には開眼供養をし、不要になったら閉眼供養の上でお焚き上げ供養するのが丁寧な方法です。

須弥壇は神仏と繋がる世界の入り口

阿字のイラスト

神仏の世界と私達の世界は隣接していてどちらの世界にも自由に行き来出来るのですが、そのためには私達の魂を浄化すること、霊性を高めることなどが必要であり、生まれつきそのような素質を持った人がたまに居るのですが、ほとんどの人は神仏や先祖の世界を感じるようなことはありません。

そういう時に寺院や仏像や位牌などの目に見える存在が入り口となって目に見えない世界とつないでくれる役割を果たしていて、目に見えない世界への入り口として須弥壇が視覚的に配置されているのです。

須弥壇は大宇宙を表します

須弥山とは

古代インドの世界観では世界の中心には大海の中に浮かぶ山があり、須弥山と言い、上の方には神々が住むとされ、仏教にも影響を及ぼしています。

人類は今やロケットで月を散策し、無数の人工衛星が地球の周りを回っている時代にあって、地球が丸い事や海が有限なことなとは誰もが知っている事実ですが、人工衛星から地球を見れば須弥山のような山は何処にもありませんし、天人の住む世界も見当たらないことから、仏教の世界観は過去の時代の空想の産物だと思われてしまいます。

しかしながら現代の科学というものは頭脳で計算し、五感で感じることを真実として捉えていますので、神々の世界のことを捉えることが出来ませんので否定されてしまいます。

しかし実は私達が感じ取っている世界というものは実際の世界のほんの一部にすぎないのということを知る必要があります。

私達の五感だけでは感じ取ることが出来ない領域を教えてくれるのが宗教であり、須弥山など何処にもないと言ってしまえばおしまいですが、実際の宇宙の時空を超えた広大なスケールを表現しようとしたら先人達の説いた仏教の世界観というものは理に適っているのです。