南無大師遍照金剛とは

南無大師遍照金剛のイラスト

南無大師遍照金剛とは真言宗の開祖である弘法大師帰依しますという意味で、真言宗の勤行の時などに唱える真言です。

南無とは

インド人の挨拶のイラスト

南無とはサンスクリット語のnamoを音写した言葉で、相手に対する敬意、尊敬、崇敬の意味を表します。

インドで「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」などの挨拶の言葉として使われているナマステーのナマス(namas)はサンスクリット語のnamoが由来です。

遍照金剛

光明真言の効果

遍照金剛とは「遍照」が宇宙の隅々まで遍く照らすという意味で、「金剛」がダイヤモンドのように壊れることの無い硬い心という意味であり、宇宙の根源仏である大日如来のことです。

大日如来は一切の衆生を救済すべく金剛の心で遍く私達のことを照らして下さっているのです。

弘法大師空海が唐に留学して密教の真髄を極め、正統な後継者として恵果阿闍梨から頂いた称号でもあります。

大師

弘法大師空海

大師とは偉大なる師という意味であり、仏門に入るには師僧の了解が必要ですが、師僧の中でも最も偉大な師ということです。

我が国の歴史上、天皇から大師の称号を与えられた者は27名になるそうですが、一般的に大師と言えば弘法大師のことを指すように、日本中に良く知られた方であります。

南無大師遍照金剛を唱える理由

生身供

弘法大師空海は真言宗の開祖であり、高野山の奥の院で「入定」されていることは有名で、入定とは座禅したまま祈り続けているのであって、1250年経過した今でも毎日6時と10時に「生身供」と呼ばれるお食事を届けているのが入定の証なのです。

私達を一人残らず救済するという使命を持って未だ座禅修行を続けて居られることが、高野山が今の時代にまで続いてる大きな理由なのです。

私達が密教という教えに接することが出来るのは弘法大師のお蔭てもありますし、私達を救おうと休まず修行されて居られる方に対して感謝の祈りの言葉を述べるのは自然なことなのです。

お世話になった方にお礼を述べることはごく当たり前のことであって、お世話になったからお礼を述べるのではなくて、普段からお世話になっていることに気が付かないことに対してのお詫びとしての言葉かもしれません。

真言宗の勤行

懺悔のイラスト

真言宗の勤行では最後の方に「南無大師遍照金剛」が出てきますので、こういったことを思いながら唱えてみて下さい。

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