別れた人の写真
別れた人の写真を何時までも残しておくことは良い事でしょうか、それとも良くない事でしょうか。
気持ちの迷い
恋愛というものはうまくいく時もあればうまくいかない時もあり、うまく行く時には相手に対しての不安な気持ちは怒りませんが、うまくいかない時には果たしてこの人とやっていけるのだろうかという不安な気持ちになるものです。
これが気持ちの迷いというもので、別れた後に別の人と付き合っていても、やはり前の人の方が良かったのだろうかと考える事が気持ちの迷いであり、もっといい人が居るのではないだろうかという思いもまた迷いなのです。
捨てる事の出来る人
別れた人の写真や頂き物、一緒に買った物、記念品などを別れた時に全部捨てることが出来る人は気持ちの切り替えが早く、新しい流れに乗って行ける人であり、気分的にも明るく、次の出会いが早いことが特徴です。
捨てるということは忘れるということであり、一切のこだわりを持たないという意味では仏教の修行にも通じる所があり、悟りに必要な要素としては執着を持たないことにより、何が起こっても動揺することが無く、安定した心が得られるのです。
捨てる事の出来ない人
別れた人の写真や頂き物、一緒に買った物、記念品などをいつまでも大切に持っている人は大切な思い出を捨てる事が出来ない人で、思い出に執着するあまり自分の殻の中に閉じこもり、人との出会いが少ないので新しい出会いがなかなか生まれません。
捨てる事の出来ない人は執着心が強い人であり、執着心は仏教の悟りでは大きな障壁となり、次の段階に進んでいくことが出来ません。
執着心の強い人は人や物に対してとても大切にするという面を持っていますので、情が厚くて献身的であるという良い面もあるのですが、別れてしまうなどの結末には対応できません。
捨てることも修行である
仏教では心の解放のためには捨てることを説き、お釈迦様は大切な家族、そして王子であったという身分や地位、お金も捨て去り修行の道を選ばれました。
この世での快楽や幸せは永遠に続くものでなく、一瞬のうちに終わっていくはかないものであることを憂い、永遠の幸せの道を選ばれたのです。
お釈迦様にとっては捨て去ることも大切な修行なのです。
完全に捨て去ることで始まることがある
別れた人の写真や頂き物、一緒に買った物や揃えた物などはなかなか思い切って捨てることができないもので、たとえ思い切って捨てようとしてみたところで写真だけは残しておこうなどの心が働くものです。
ここで大切な事は完全に捨て去ることであり、写真一枚を残すことで捨て去る努力が無駄になってしまうのです。
もし本当に別れた人が必要ならば必ずご縁があるはずで、その時には今までの続きでは無くて新しい出会いとして始めた方がうまくいくのです。
次に新しい人とのご縁があったにしても、以前に付き合っていた人の写真があれば快く思わないでしょうし、まだ未練があるのかなと不快な思いをさせるかもしれません。
お焚き上げ供養を利用する
捨てにくい物に関しては気持ちの整理をつけるためにもお焚き上げ供養の利用をおすすめいたします。
新たな出会いを希望される方にはお焚き上げ品の中に入れる手紙がありますので、「良縁和合」など書けばお焚き上げの時に読経供養してもらえます。
お焚き上げは単に燃やすだけでは無くて依頼主の方の気持ちを成就させる、幸せを祈願するためのものであり、新しい出会いも祈願してくれるのです。
いつまでもくよくよして暗い人生を歩むより、今すぐに気持ちの切り替えをして新たな道を歩み出しませんか。