目次
辰年とは
古代中国では十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせた陰陽五行(いんようごぎょう)の思想によって暦が作られましたが、動物に当てはめられた十二支の中では辰は5番目に該当する年であり、架空の動物の龍で表されます。
甲辰(きのえたつ)とは
2024年は甲辰(きのえたつ)の年になり、十干と十二支の60の組み合わせによると十干の41番目になります。
甲(きのえ)について
「甲」(きのえ)は十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)の最初に位置し、生命の循環では種子が硬い殻に守られている状態ですが、これから芽を出すという物事の始まりの状態のことです。
更に「甲」は五行の「木・火・土・金・水」と「弟・兄」(陰・陽)の組み合わせによれば「木の兄」になり、木が山の大木を表し成長、発育、季節の春、兄は陽で大きい、強いという意味なので、山の大木のように成長し大きな力を持つ状態です。
辰について
「辰」は十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)では5番目に位置し、架空の動物である龍とされ、十二支は植物の成長を表すので、植物の芽が出て葉が振動しながら伸びていく様を表すので、生命としての若い時期、急激に伸びる時期になります。
昇り龍と言われて龍が勢いよく天に上る描が好まれるのは、願い事を一気に天に届けてくれるからであり、主に水の神である龍神様としての古くからの信仰が根付いているからではないかと思われます。
2024年生まれの人
2024年は九星では三碧木星、七福神では毘沙門天になります。
三碧木星の人は陽の木星で季節は春の三月、新芽が芽吹くその力は充実していて、エネルギッシュに活動し、早くから伸びる性質を持ちます。
頭の回転の速さや何事にも率先してチャレンジする行動力で早くから上昇運気を掴み、若くして人生の最盛期に当たるでしょう。 中年期は運気が停滞しますが、コツコツと努力を重ねることが必要で、その結果として晩年は安定します。
☆三碧木星の人の特徴は
- 正義感が強い、親分肌
- わがままで自分の好きな事しかしない
- 明るく太陽のような存在
- 考える前にまず行動
- 負けず嫌い
2024年はどんな年
2023年は新型コロナの影響が色濃く残り、戦争の影響を受けて情勢不安定、物不足、物価上昇などで大変な年でしたが、まだ世界的な不安定に巻き込まれている最中なので、2024年はわずかな希望が見えるのですが、生活面や仕事面で疲れ果てている私達にとって、目の前にチャンスがやってきても現状を守ろうとする気持ちが強いために、わずかなチャンスを見過ごしてしまいがちになります。
甲辰年は本来は飛躍の年になるのですが、世の中が混乱の時代であるが故に、大きな飛躍を目指すのではなく確実に小さな飛躍を積み重ねることが大切です。
2024年は毘沙門天の年
2024年は三碧木星、毘沙門天の年になります。
毘沙門天とは
毘沙門天は天部の神で妃の吉祥天、子の善膩師童子と共に家族の神として、或いは仏国土で四方を守る四天王は東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天(毘沙門天)として、或いは福をもたらす七福神の恵比寿天、大黒天、毘沙門天、福禄寿、寿老人、布袋尊、弁財天としてなど私達の身近な所で活躍されている神です。
家庭の平和が基本
毘沙門天は家族の姿を取り、私達に家族としての幸せを説き続けています。
天の世界では自分の満足だけを満たす人は皆無で、他の幸せを自らの喜びとします。
俗世間では他人の幸せを願うことは難しい事ですが、家庭の中では実践可能になります。
2024年は家族の輪を大切にして、家族の中では
- よくコミュニケーションを取ること
- 相手の事を思いやること
- 利他行の実践
を心掛けましょう。
毘沙門天と辰
今の世の中昼間に強盗が堂々と店に入ってきてショーケースを叩き壊して宝石を盗んだり、家の中にもガラスを割って刃物を持った強盗が入ってくる時代です。
やっと手に入れた高級車も昼間に堂々と盗まれてしまう時代になってしまいました。
戦争や紛争は確実に私達の身近な所にまで迫って来ています。
平成の時代のように戦争の無い平和な時代は過去の物になろうとしています。
2024年は三碧木星が中宮になる年であり、三碧木星は七福神の中では毘沙門天の星になるので、2024年は毘沙門天の年なのです。
毘沙門天は鎧兜に身を包み、外敵から身を守る神でもありますから、今の時代は特に紛争や災難が身近に起こってしまいますので、毘沙門天の守護が是非とも必要になります。
家の中には毘沙門天の御札を祀り、毘沙門天の御守りを持つことで守護が得られます。
毘沙門天の御札と御守りは祈願のコーナーにあります。