カルマとは

カルマのイラスト

カルマとはサンスクリット語の「कर्म」(karma)であり、「行為」や「業」を意味して、自らの為した行為の善悪に応じて返ってくる結果のことです。

自業自得

自業自得

自業自得とは自分の為した行いの結果を自分が受けることで、原因に応じた結果が報いる「因果応報」と共に仏教の根幹をなす思想です。

自分の為した善行は将来良い結果になり、悪行は将来悪い結果になるということです。

更には輪廻転生の考え方からは過去世に行った悪行の報いを現世で受けるということにもなります。

こうなってしまいますと、自分にとって身に覚えのないことであっても過去世の悪行の報いで不幸が起こったりすることで、避けることの出来ない事態になり、それでも自分のしたことの報いとして諦めるしかありません。

しかし仮にこのようなことがあったにしても、現世で善行を積み重ねることによって過去の悪行の報いを相対的に軽減することは出来そうです。

輪廻転生

地獄のイラスト

輪廻転生とは六道と言われる地獄餓鬼畜生阿修羅人間天界の中で生まれ変わり死に変わりを繰り返すことです。

六道の中でも一番下の地獄の世界は悪行ばかりを積み重ねた結果として堕ちる苦しみしかない世界であり、長い間苦しみ続けます。

その地獄にも罪の重さに応じて上から下までの段階があり、上から順に等活(とうかつ)地獄、黒縄(こくじょう)地獄、衆合(しゅうごう)地獄、叫喚(きょうかん)地獄、大叫喚(だいきょうかん)地獄、焦熱(しょうねつ)地獄、大焦熱(だいしょうねつ)地獄、阿鼻(あび)地獄となっており、下に行けば行くほど地獄で受ける苦痛が増します。

六道の中でも一番上の天界では前世で多くの修行を積み、に優れた者が住む世界であり、寿命も長く、苦しみの少ない世界です。

しかしあまりに恵まれた世界であるためにその徳を楽しむばかりしてしまい、修行する者が少ないために、その徳を使い果たしてしまって次には低い世界に行ってしまう可能性が高いのです。

輪廻転生はカルマを作り続けている限り果てしなく続くので、この輪廻転生から抜け出すには釈迦の如く悟りを開いて解脱するしかありません。

前世との関係

前世のイラスト

不幸が続くので霊能者に観てもらったら、過去世に罪のない人を斬った過去があると言われた。

女の人に騙されてばかりの人生なので占い師に鑑定してもらったら、使用人の女性を井戸に落とした過去世があると言われた。

日頃から精神状態が不安定な上に霊を払わないと大変なことになると脅迫されたら恐怖心に支配されてしまいます。

こういったことはほとんどが作り話であり、あり得ないことなのですが、日頃の不調の原因が病院に行っても分からないし、何かに憑かれているのかと思っている時に指摘されたら信じてしまうのです。

霊能者の世界で見たことは真実でしょうし、間違いではないのでしょうけれど、霊能者の霊的なレベルが低くて、常に低いレベルの世界につながっている場合には、誰を観た所で低いレベルのものしか見えないということになります。

私達の実際の世界の裏側の世界、目に見えない世界は存在していますが、低いレベルにチャンネルが合っている人は低いレベルのものしか見ることが出来ません。

高いレベルの世界にチャンネルが合った人に観てもらえば違う解決法があるのです。

霊能者の霊的なレベルが高いか低いかは外見では分かりません、それが分かる人は霊能者に騙されるようなことはありません。