お焚き上げ供養は物を燃やすというだけではありません、物によっては元の場所に還って頂いたり、神仏や亡き人の元に届けるという役割もあるのです。

お焚き上げと断捨離

お焚き上げと断捨離

断捨離とは物を捨てることによって、嫌な思い出を絶ったり、忘れきれない気持ちを断ち切るなどの効果があり、気持ちを切り替えるという意味ではとても有効です。

お焚き上げで気持ちを整理

例えば付き合っていた元カレが、他に好きな人が出来たなどの理由でお付き合いが破局した場合には、そのことによって自分が不幸になったのなら、元カレを恨むのはもちろんのこと、元カレと一緒になって幸せそうにしている彼女も恨むでしょうし、二人の幸せに対しては妬みの気持ちが募り、そして不幸になった自分に対しては自己嫌悪になってしまうことでしょう。

相手の幸せを妬む気持ちは煩悩の最たるものです、そういう気持ちは、思いつめれば思いつめるほど、相手に対する憎しみとなり、自分を不幸にして幸せになるなんて許せないという気持ちは極端な話、いなくなってしまえばよいと思うほどの気持ちになってしまうのです。

恋愛のもつれから来る殺傷事件は今の世の中、よくあるもので、相手をダメにしてしまうか、自分がこの世から居なくなるかというほどの思いつめた状態になってしまっては地獄の沙汰です。

こういう時には今目の前にある物から変えていくのが一番良い方法です、もし元カレの写真がそのまま飾ってあるのなら思い切ってゴミ箱に捨てましょう。元カレから頂いたものがあるのでしたら、全部捨てましょう。これでずいぶんと気持ちの切り替えが出来るはずです。写真などは外で火を付けて燃やせば実にすっきりします。

自分を捨てて別の人と一緒になった彼は、あなたの良さが分からなかった訳ですから、実に気の毒な彼でございます、別の人と一緒になったところでどうせ幸せにはなれないでしょうから、哀れなことでございます、そんな彼よりはもっとあなたのことを愛してくれる人と一緒になった方が必ず幸せになりますから、そんな彼とは分かれて正解なのです。

世の中には実に哀れな人がいるものだという勉強が出来た訳ですから、良い社会勉強でした。今度からは騙されないようにしないといけませんし、お付き合いで大切なことは人間の中身です。外見も少々は必要ですが、一緒に居て全く心が安らぐこと、不安が無い相手は一生お付き合い出来ます。

物は意外と人の心をつなぎとめているもので、その物があることにより、幸せにもなれば不幸にもなるのです。もし、捨てたりする勇気がなければ、お焚き上げ供養を利用してください。この場合のお焚き上げは、気持ちをお返しすると共に、あなたが幸せになるようにとの願いが込められていますので、とても有意義なことだと思います。

物に気持ちが籠るとは

例えば時計、お店で売ってある時にはまだ単なる商品ですが、誰かが買った時からその人との縁が繋がります。それを誰かにプレゼントする場合には、その時計にあなたの気持ちが籠るのです。もらった人もその時計をあなたの分身のように大切にしてくれることでしょう。

人生におけるプレゼントの中で最高のものは、婚約指輪です。これには「あなたのことを一生幸せにいたします」という気持ちが入りますので、単なるお友達には差し上げられませんし、基本といたしましては、一生に一回きりのプレゼントです。

そういった気持ちの籠ったものは、たとえ贈った人が遠くに居ても、そして万一この世から居なくなったとしても、物に気持ちが籠ったままになっていますので、もし不要になったような場合には、お焚き上げ供養するのがよろしいかと思います。

気持ちの持ち方

物をお焚き上げしてもらう場合には、自分の手元から離れた瞬間から後のことはお任せいたしましょう。必ずいいようにしてくれる、それだけで良いのです、折角頼むのですから、あとは他力本願で構いません。これで忘れる、という気持ちをしっかりと持ち、完全に頭の中から消して、ただひたすらに前向きに進んでみてください。忘れることも修行なのです。そうすれば必ず運が開けて参ります。

捨てることは悟りである

釈迦は自らの心の中から出てくる煩悩と戦い続けました。心穏やかに瞑想している時でも美しい女性や金銀財宝などの誘惑が出ては消え、出ては消えを繰り返したそうです。

瞑想においては次々と出てくる雑念を消そうとするのではなくて、気にしない、入り込まないことが重要で、気にする気持ちを捨てることが最も大切なことであり、悟りにつながることなのです。

捨てることは修行である

心の雑念を捨てることも修行でありますが、物に関しては必要以上に持たないということも修行ですし、他に施すことも修行です。そして捨てることも修行なのです。

終活をしているのなら、自分がいつ死んでも人様になるべく迷惑がかからないように、不要な物は処分しましょう。どんなに大切な物でも、死後にあの世の世界に持って行けるものは1つもありません。