目次
真言とは
真言とは古代インド語のサンスクリット語でマントラ(Mantra)と言われる言葉で、「真実の言葉、秘密の言葉」という意味です。
真言の効果と功徳
弘法大師空海の「般若心経秘鍵」によれば「真言は不思議なり。観誦すれば無明を除く、一字に千理を含み、即身に法如を証す」とあり、本尊を観想して読誦すれば無明の闇が除かれて、僅か一字の中に千の真理を含み、この身のままで真理を悟ることが出来ると説かれているほど大切なものです。
神々の言葉
地球上に生きる私達にとって科学がいくら発展したところで、私達の知り得る宇宙は微々たるものであり、遥か過去から永遠に続き、無限に拡がる大宇宙の中には神々の力が働き、神々の話す言葉が流れていて、その言葉を表したものが真言なのです。
私達が意味を理解できなくても唱えれば宇宙に繋がる神秘の言葉であるから「秘密の言葉」なのであって頭で考えるのではなくて、体得して理解するのが真言なのです。
宇宙の真理
大宇宙の真理というものは所詮私達の言葉で表すことが出来ない程無限の広さと大きさを持っていて、私達の感覚では表せない程の深さを持っているからこそ体得することが困難で、そのための方法は秘密と言われる所以なのです。
しかし真言が大宇宙の真理に繋がる秘密を持っているからこそ真言密教の法は師子相伝であり、間違った使い方をすれば身を滅ぼす程の力があるのです。
よく使われる真言
真言宗でよく使われる真言を集めてみました。在家の方でしたら参拝した寺院の御本尊様を礼拝するために使います。
勤行の際に唱える真言
*普礼真言(礼拝) オン サラバ タタギャタ ハンナ マンナ ナウ キャロミ
*発菩提心真言 オン ボウヂ シッタ ボダハダヤミ
*三摩耶戒真言 オン サンマヤ サトバン
*大金剛輪陀羅尼 ノウマク・シッチリヤ・ジビキャナン・(サラバ)・タタギャタナン・アン・ビラジ・ビラジ・マカ・シャキャラ ・バシリ・サタ・サタ・サラテイ・サラテイ・タライ・タライ・ビダマニ・サンバンジャニ・タラマチ・シッタギリヤ・タラン・ソワカ
*光明真言 オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラ・マニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン
役に立ちます…光明真言で開運を、唱え方と印の結び方
十三仏
十三仏真言は真言宗の法事や供養の時などに必ず読誦する真言です。
*不動明王 中呪(慈救呪) ノウマク・サマンダ・バザラダン・センダマカロシャダ・ソワタヤ・ウン・タラタ・カン・マン
*不動明王 小呪(一字呪) ノウマク・サマンダ・バザラダン・カン
*釈迦如来 ノウマク・サマンダ・ボダナン・バク
*文殊菩薩 オン・アラハシャノウ
*普賢菩薩 オン・サンマヤ・サトバン
*地蔵菩薩 オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ
*弥勒菩薩 オン・マイタレイヤ・ソワカ
*薬師如来 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ
*観音菩薩 オン アロリキャ ソワカ
*勢至菩薩 オン サンザンサク ソワカ
*阿弥陀如来 オン アミリタ テイセイ カラウン
*阿閦如来 オン アキシュビア ウン
*大日如来 オン アビラウンケン バザラ ダトバン
*虚空蔵菩薩 ノウボウ・アキャシャキャラバヤ・オン・アリキャ・マリ・ボリ・ソワカ
七観音
観音菩薩が衆生を救うために変身する七つの姿。
*聖観音(しょうかんのん) オン アロリキャ ソワカ
*千手観音(せんじゅかんのん) オン バザラ タラマ キリク ソワカ
*十一面観音(じゅういちめんかんのん) オン・マカ・キャロニキャ・ソワカ
*如意輪観音(にょいりんかんのん) オン・ハンドメイ・シンダマニ・ジンバラ・ウン
*馬頭観音(ばとうかんのん) オン・アミリト・ドバンバ・ウン・ハツタ・ソワカ
*不空羂索観音(ふくうけんざくかんのん) オン・ハンドマ・ダラ・アボキャ・ジャヤニ・ソロソロ・ソワカ
*准胝観音(じゅんていかんのん) オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ
金剛界五仏真言
密教では如来の五つの智慧(法界性智、大円鏡智、平等智、妙観察智、成所作智)をそれぞれの如来に当てはめて表しています。
*大日如来 オン・バサラ・ダトバン
*阿閦如来 オン・アキシュビヤ・ウン
*宝生如来 オン・アラタンナウサンバンバ・タラク
*観自在王如来(無量寿如来) オン・ロケイジンバラ・アランジャ・キリク
*不空成就如来 オン・アボキャシッデイ・アク
胎蔵界五仏真言
胎蔵界曼荼羅の中心に位置する五体の仏のことです。
*大日如来 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ア・ビ・ラ・ウン・ケン
*宝幢如来 ノウマク・サマンダボダナン・ラン・ラク・ソワカ
*開敷華王如来 ノウマク・サマンダボダナン・バン・バク・ソワカ
*無量寿如来(阿弥陀如来) ノウマク・サマンダボダナン・サン・サク・ソワカ
*天鼓雷音如来 ノウマク・サマンダボダナン・カン・カク・ソワカ
如来真言
如来とは六道の輪廻転生の輪から離脱した悟りの世界の仏のこと。
*毘盧遮那仏 ノウマク・サマンダ・ボダナン・バン
*釈迦如来 ノウマク・サマンダ・ボダナン・バク
*薬師如来小呪 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ
*薬師如来大呪 ノウモ・バギャバテイ・バイセイジャ・クロ・ベイルリヤ・ハラバ・アラジャヤ・タタギャタヤ・アラカテイ・サンミャクサンボダヤ タニヤタ・オン・バイセイゼイ・バイセイゼイ・バイセイジャサンボリギャテイ・ソワカ
*阿弥陀如来小呪 オン アミリタ テイゼイ カラウン
*阿弥陀如来大呪 ナウボウ・アラタンナウトラヤヤ・ノウマク・アリヤミタバヤ・タタギャタヤ・アラカテイ・サンミャク・サンボダヤ・タニャタ・オン・アミリテイ・アミリトドバンベイ・アミリタ・サンバンベイ・アミリタ・ギャルベイ・アミリタ・シッデイ・アミリタ・テイセイ・アミリタ・ビキランテイ・アミリタ・ビキランタ・ギャミネイ・アミリタ・ギャギャナウ・キチキャレイ・アミリタ・ドンドビソバレイ・サラバラタサダネイ・サラバキャラマキレイシャ・キシャヨウ・キャレイ・ソワカ
仏頂尊真言
真理の体得者に備わる身体的特徴である頭頂部には神秘的な力が宿り、如来の叡智と神通力の象徴としての仏頂を神格化したものです。
*尊勝仏頂(そんしょうぶっちょう) 小心真言オン・アミリタ・テイジャバチ・ソワカ
*一字金輪仏頂(いちじこんりんぶっちょう) ノウマク・サマンダ・ボダナン・ボロン
*白傘蓋仏頂(びゃくさんがいぶっちょう) ノウマク・サマンダ・ボダナン・アハラチカタ・・シャサノウナン・オン・タタギャト・シニシャ・アノウバロキタ・モリタ・シャキラ・バチラ・オン・ママ・ウン・ジャ
*仏眼仏母 ナウボウ・バギャバテイ・ウシュニシャヤ・オン・ロロ・ソボロ・ジンバラ・チシュタ・シッダ・ロシャニ・サラバアラタ・サダニエイ・ソワカ
菩薩真言
如来の一つ下の段階で、自ら修行し悟りを求めて民を導く者のこと。
*金剛波羅密菩薩 オン・バザラシリ・ウン
*金剛薩埵 オン・サンマヤ・サトバン
*普賢延命菩薩 オン・バサラ・ユセイ・ソワカ
*般若菩薩 オン・ヂク・シリ・シュロダ・ビジャエイ・ソワカ
*延命菩薩 オン・トン・バザラ・ユク
*大随求菩薩 オン・バラ・バラ・サンバラ・サンバラ・インドリヤビジュダネ・ウン・ウン・ロロ・サレイ・ソワカ
*除悪趣菩薩 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ドバンシャナン・アビュダラ・ニサトバダトン・ソワカ
*馬鳴菩薩 オン・バザラ・シャキャラ・ウン・ジャク・ウン・バン・コク
*日光菩薩 オン・ソリヤハラバヤ・ソワカ
*月光菩薩 オン・センダラ・ハラバヤ・ソワカ
*多羅菩薩 ノウマク・サマンダ・ボダナン・キャロダオンバベイ・タレイ・タリニ・ソワカ
明王真言
大日如来の命を受けて憤怒の相で民衆を教化する仏のこと。
*孔雀明王 オン・マヤラギランデイ・ソワカ
*降三世明王 オン・ソンバ・ニソンバ・ウン・バザラ・ウン・パッタ
*大威徳明王 オン・シュチリ・キャラ・ロハ・ウン・ケン・ソワカ
*金剛夜叉明王 オン・バザラ・ヤキシャ・ウン
*軍荼利明王 オン・アミリテイ・ウン・ハッタ
*金剛軍荼利明王 オン・キリ・キリ・バザラ・ウン・ハッタ
*烏枢沙摩明王 オン・クロダノウ・ウン・ジャク
*大元帥明王 ナウボウ・タリ・タボリ・ハラボリ・シャキンメイ・シャキンメイ・タラサンタン・オエンビ・ソワカ
*愛染明王 オン・マカラギャ・バザロシュニシャ・バザラ・サトバ・ジャク・ウン・バン・コク
*無能勝明王 オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ
*青面金剛 オン・デイバヤキシャ・バンダ・バンダ・カカカカ・ソワカ
十二天真言
仏法の護法善神である自由にの天部の総称で、八方位と天地、日月などの自然神を神格化したもの。
*帝釈天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・インダラヤ・ソワカ
*火天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アギャナウエイ・ソワカ
*閻魔天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ヤマヤ・ソワカ
*羅刹天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ニルリテイ・ソワカ
*水天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・バロダヤ・ソワカ
*風天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・バヤベイ・ソワカ
*毘沙門天(多聞天) ノウマク・サマンダ・ベイシラマンダヤ・ソワカ
*伊舎那天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・イシャナヤ・ソワカ
*梵天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ボラカンマネイ・ソワカ
*地天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ハラチビエイ・ソワカ
*日天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アニチャヤ・ソワカ
*月天 ノウマク・サマンダ・ボダナン・センダラヤ・ソワカ
その他天部真言
*那羅延天 オン・バラバザラ・ソワカ
*持国天 オン・チリタラシタラ・ララ・ハラハタナウ・ソワカ
*増長天 オン・ビロダカ・ヤキシャヂハタエイ・ソワカ
*広目天 オン・ビロバクシャ・ナカヂハタエイ・ソワカ
*多門天 オン・ベイシラマンダヤ・ソワカ
*弁才天 オン・ソラサバタエイ・ソワカ
*吉祥天 オン・マカシリエイ・ソワカ
*摩利支天 オン・アニチヤ・マリシエイ・ソワカ
*大黒天 オン・マカキャラヤ・ソワカ
*聖天(歓喜天) オン・キリク・ギャクン・ウン・ソワカ
*金剛墔天 オン・バザラグダ・ソワカ
*金剛衣天 オン・バザラバシ・ソワカ
*金剛食天 オン・バザラマラ・ソワカ
*調伏天 オン・バザラジャヤ・ソワカ
*韋駄天 オン・イダテイタ・モコテイタ・ソワカ
*倶摩羅天 オン・バザラケンダ・ソワカ
*大自在天 オン・マケイシバラヤ・ソワカ
*迦楼羅天 オン・ギャロダヤ・ソワカ
*緊那羅天 オン・カサナン・ビカサナン・ソワカ
*乾闥婆天 オン・ビシュダ・サバラ・バケイニ・ソワカ
九曜真言
インド占星術で九つの天体を神格化した神のこと。
*土曜 オン・シャニシシャラ・シセイテイ・ソワカ
*日曜 オン・アニチヤ・シリ・ソワカ
*月曜 オン・ソマ・シリ・ソワカ
*火曜 オン・アギャラカ・シリ・ソワカ
*水曜 オン・ボダ・シリ・ソワカ
*木曜 オン・ボラカサハチシリ・ソワカ
*金曜 オン・シュキャラ・シリ・ソワカ
*羅睺 ノウマク・サマンダ・ボダナン・オン・ラカベイ・アソララジャヤ・ソワカ
*計都 ノウマク・サマンダボダナン・ケイトシリ・ソワカ
十二宮真言
占星術において黄道帯(または、獣帯)を黄経で12
*双女宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・カンニヤハタエイ・ソワカ
*獅子宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・シンカハタエイ・ソワカ
*巨蟹宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・キャラカタカハタエイ・ソワカ
*男女宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ミタナハタエイ・ソワカ
*牛密宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ビリシャハタエイ・ソワカ
*白羊宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・メイシャハタエイ・ソワカ
*双魚宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ミナハタエイ・ソワカ
*摩竭宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・マキャラハタエイ・ソワカ
*賢瓶宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・クンバハタエイ・ソワカ
*弓宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ダンハタエイ・ソワカ
*蝎虫宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ビリシャシカハタエイ・ソワカ
*秤宮 ノウマク・サマンダ・ボダナン・トラハタエイ・ソワカ
二十八宿真言
月・太陽などの位置を示すために、赤道・黄道(こうどう)付近で天球を28に区分し、それぞれを一つの宿として神格化したもの。
*昴宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・キリチキヤ・ダキシャタラ・ソワカ
*畢宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ロウキニ・ダキシャタラ・ソワカ
*觜宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・モリガシャラ・ダキシャタラ・ソワカ
*参宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アルドラ・ダキシャタラ・ソワカ
*鬼宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ホシャヤ・ダキシャタラ・ソワカ
*井宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ホダラバソ・ダキシャタラ・ソワカ
*柳宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アシレイシャ・ダキシャタラ・ソワカ
*星宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・マギャ・ダキシャタラ・ソワカ
*軫宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・カシタ・ダキシャタラ・ソワカ
*亢宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・サバチ・ダキシャタラ・ソワカ
*張宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ホロバホツログダ・ダキシャタラ・ソワカ
*翼宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ウッタラホツログダ・ダキシャタラ・ソワカ
*角宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・シッタラ・ダキシャタラ・ソワカ
*氐宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ビシャカ・ダキシャタラ・ソワカ
*女宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・シラマダ・ダキシャタラ・ソワカ
*斗宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・オッタラシャダ・ダキシャタラ・ソワカ
*尾宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・モラ・ダキシャタラ・ソワカ
*箕宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ホロバアシャダ・ダキシャタラ・ソワカ
*房宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アドラダ・ダキシャタラ・ソワカ
*心宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・セイシッタ・ダキシャタラ・ソワカ
*虚宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ダンニシタ・ダキシャタラ・ソワカ
*危宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・サタビシャ・ダキシャタラ・ソワカ
*室宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ホロババダラハダ・ダキシャタラ・ソワカ
*奎宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン リバチ・ダキシャタラ・ソワカ
*壁宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・ウッタラバダラハダ・ダキシャタラ・ソワカ
*胃宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・バラジ・ダキシャタラ・ソワカ
*婁宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アシャバジイ・ダキシャタラ・ソワカ
*牛宿 ノウマク・サマンダ・ボダナン・アビシャ・ダキシャタラ・ソワカ
真言の唱え方
真言は基本声に出して唱えますが、観想や瞑想では心の中で唱えるかイメージします。
寺社にお参りした時
寺社にお参りした時で御本尊様やお祀りされている神様が分かるような場合には御本尊様の真言だけ唱えても構いませんし、般若心経などを唱えてから真言を唱えても構いません。
参拝の一例としては
自宅で真言を唱える
なるべく整然として散らかっていない部屋で少し灯りを落として座ります。
正座、結跏趺坐、あぐらなど、今の自分に出来る体制で構いません、座ることが困難な方は椅子に座っても構いませんので、体の動きを止めましょう。
最初に合掌礼拝いたします、そして次に呼吸に全神経を集中します。
御本尊の仏像や掛け軸などがあればその前に座り、最初に20秒ほどかけてゆっくりと口で息を全部吐ききってから10秒ほどかけて鼻で息をこれ以上吸えないというまで吸い込み、さらに10秒ほど息を止めてから、20秒ほどかけて口で息を吐ききります。
この呼吸法を10回程度行ってから普通の楽な呼吸に切り替えて真言を唱え始めます。
真言は数珠で数えて7回、21回、108回、或いは千回のように決めてもいいですし、気が済むまでお唱えしても構いません。
真言が唱え終わりましたら最後に合掌礼拝いたします。
毎日唱える事
真言の意味に特別にこだわる必要はありません、宇宙のリズムなので、何回も唱えている内に自然と自分なりのリズムが出来てきます。
波のリズムのように流れるようになれば、そして宇宙のリズムと波長が合えばきっと新しい発見がありますし、今まで見えなかったものが見えるようになってくると思います。
とにかく自分が真言を唱えているのではなくて、自分自身が真言になってしまうまで毎日繰り返すことが大切です。