お焚き上げ-投入

遺品整理とは

大切な人の死は辛いもので、長年連れ添った仲の良い夫婦であっても必ずどちらかが先に亡くなって、どちらかが残されるという運命にあるのです。後に残された者は先に行った者のお片付けをするのが世の常で、私達の身の回りの物は、増えては減り増えては減りを繰り返し、一生を掛けてお片付けをした上で、最後には身内の者にお片付けをしてもらうということになるのです。

亡き人の残した身の回りの物を片付けることを遺品整理と言い、場合によっては家一軒分の処分と言うことも良くある話で、処分する量が多い時には一昔前は便利屋さんが片付けていたものですが、近年は遺品整理の専門業者も増えて参りました。

遺品整理は誰がする

遺品整理は主に後継者または葬儀の喪主に当たる人の仕事になります。また、親子、家族など皆で協力して行うべきことでもあります。重たいものを運んだり、解体したりと遺品整理はとにかく大変な仕事ですので、故人の供養として奉仕の気持ちで参加してみてください。

貴重品について

預金通帳、現金、株、資産価値のある物などは遺言があればその通りに、遺言無き場合には法に則って配分されることになります。

形見分け

亡き人の遺品は亡き人の遺言があれば分配し、遺言無きもので価値あるものは、皆の了解の元で形見分けということも可能です。お金に変えられるものは変えるという方法もあります。

形見分けは亡き人の思い出の品や気持ちの籠った物を送ることにより、故人の事を偲ぶという目的がありますので、故人が実際に使っていた物が多く、そういった物に関しては売ったり誰かに差し上げたりすることは故人の気持ちを踏みにじることになります。

リサイクルショップなどで換金

高価な物や未使用品、家電製品や骨董品、まだ使えるような物などはリサイクルショップやオークションなどを利用して換金し、誰かに使ってもらいましょう。

不用品は処分

故人の身の回りの物で故人が日常的に使っていた日用品や消耗品の類及び残しておいても誰も使わないような物は思い切って処分しましょう。量が多い時には業者に依頼するという方法もあります。

遺品整理でお焚き上げ

遺品整理とお焚き上げ

葬儀の時に使ったものや神棚や仏壇、御札やお守り、思い出の写真などの、どうしても捨てることが出来ない物はお焚き上げ供養してもらいましょう。

神棚、仏壇、四十九日の祭壇

 

四十九日の祭壇

四十九日の祭壇は亡き人のために急ごしらえで準備した物であり、一度使用したらもう他の用途には使えません、大抵は葬儀社が引き取ってくれますが、いつまでも家にあるような場合にはお焚き上げ供養してもらいましょう。

白木の位牌は四十九日まで使う物で、それまでに塗りの位牌を準備しておき、四十九日の納骨が済んだら塗りの位牌を開眼供養してもらい、白木の位牌はお寺さんに引き取ってもらうかお焚き上げ供養を利用します。

参考記事…白木の位牌を使い続けて良いですか-処分、お焚き上げの方法

また神棚、仏壇は後継者の方が引き継ぐべきものですが、後継者が居ない、或いは訳あって引き継ぐことが出来ないなどの場合にはお焚き上げ供養してもらいましょう

位牌

位牌

仏壇はお焚き上げ供養しても位牌だけをお祀りすることも可能ですので、出来るだけお祀りして頂ければ亡き人も守ってくださいますが、血縁が薄い、直接に関係無いなどの場合には、仏壇と共にお焚き上げ供養ということになります。

また葬儀の時に使った白木の位牌は、戒名を頂かなかったり、塗りの本格的な位牌を作るつもりがなければお焚き上げ供養してもらいましょう。

写真、アルバム

葬儀の時の写真

葬儀の時に使った写真は大急ぎで準備した写真なので、お気に入りの写真ではないことが多く、また特別に大きいのでもう使わないという方が多いものです。

思いでの詰まった写真は、忘れていた過去を思い出させてくれます。アルバムのページをめくるたびに、今は亡き人と一緒にこんなこともあったなあと思い出話に花が咲く、意外に楽しいひと時を提供してくれるものです。

しかしまたこの大量のアルバムを保管しておいても、もう見ることはないものです。写真を広げて思い出話に花を咲かせることが亡き人に対する供養であり、思い出話をしたことで写真の役目は終わったと見るべきです。

本当に大切な写真を数枚残してあとは思い切ってお焚き上げ供養してもらいましょう。

故人にとって価値がある物

故人様にとって価値のある物

形見分けでは誰も頂かなかったけれど、勲章やトロフィー、眼鏡や時計、カバン、洋服など、故人様に届けて差し上げたいと思う物もお焚き上げ供養で故人様に届ける事が可能です。

物を届けるというよりは、人の気持ちを届けるということで、あの世の世界の故人様に届けて差し上げたら喜んでくれるだろうな、というものを届けて差し上げるのが供養なのです。

棺桶に入れ忘れた物

棺桶に入れ忘れた物

亡き人の葬儀は何の準備も無しに突然やってくるものですし、大切な方が亡くなったという精神的動揺が大きく、冷静に考える事が出来なかったりします。

葬儀の時に棺桶に入れて差し上げようと思っている物があったにしても、いざ本番になったら持って来たけれど入れるのを忘れてしまったり、或いは持って来るのを忘れたり、探しても見つからなかったりするもので、こういう時には後になって後悔するものです。

あの時に棺桶に入れてあげれば良かったと思うように品物は当然処分することも出来ません。

こういう時にこそお焚き上げ供養を利用すれば、亡き人の元に届けて差し上げることが出来ます。

故人が使っていた物

故人が趣味で集めた物や愛用品、大切にしていた物でだれも引き取り手が無かった物などに関しても故人に届けて差し上げるという意味でお焚き上げ供養を利用すれば天に届ける事が出来ます。

病気平癒の御札など

千羽鶴

故人が病気で入院していた時に頂いた千羽鶴や病気平癒の御札などもお焚き上げ供養して皆の気持ちを天に届けましょう。病気平癒の御札は頂いた寺社にお礼を添えてお返しするのが礼儀ですが、お返し出来ないような時には高野山真言宗やすらか庵のお焚き上げ供養をご利用下さいませ。