心の平和とは
心の平和とは自らの心の中が周囲の影響を受けることなく平穏な状態であり、他の幸せを喜ぶことが出来る状態のこと。
今の世の中大変な時代になってしまいました。
日本の人口は減り続けて少子高齢化が進行し、核家族化で家の崩壊、先進国から脱落して国際競争力は低下、庶民の給料は上がらないけれどモノの値段はどんどん上がり、身近な所で凶悪犯罪が起こり、戦争の足音が聞こえてくる…
毎日悪いニュースばかり飛び込んでくるものだから、誰だって普通に生きていれば世の中の影響をまともに受けてしまい、自分(の国)さえ良ければそれで良い、相手(の国)のことなどどうでも良い、自分(の国)の身は自分(の国)で守れ、やられる前にやってしまえ、などの過激な思想に走る人達が増えてきました。
このような心の状態が続きますと家庭の中でもその影響を受けてしまい、知らず知らずのうちに相手を攻撃するようになってしまいます。
相手の意見を聞かずに自分の考えを相手に押し付けること、ちょっとした意見の違いが原因で相手を攻撃することは、相手にとってストレスとなり、我慢の連続で、どうせ言ったところで聞いてくれないのだからと、家庭内の会話そのものが無くなってしまうのです。
暗いニュースばかりの世の中であっても、現実は現実として受け止めて、せめて自分の心の中だけは悪い影響を受けることなく静かな状態を保ち、家庭に於いては相手の幸せを思い、相手の幸せを喜ぶことが何時の時代であっても大切な事なのです。
欲望は悪いことではありませんが、小欲知足、少ない欲で足ることを知ることが大切で、まだ欲しい、まだ欲しいと満足することを知らずに、終いには人の物さえ欲しがることが戦争に繋がるのです。
自分の欲望は最小限に抑え、皆で共有出来る小さな欲があれば実現できるように努力し、実現出来たらそれを最大に喜ぶことが私達にとっての幸せなのです。
どんな時代になったとしても、心だけは平和であるようにしましよう。
毘沙門天が家族神の姿であるのは、天の世界でありながらも私達人間に対して幸せの姿を示しているのです。
たとえ一人であっても家族の平和が基本なのです。
何時の時代も変わらぬ心の平和があって、一人一人が平和であればそれが国の平和にも繋がるのです。
